今回紹介するドラマは 妖怪シェアハウス
2020年8月1日から9月19日までテレビ朝日で放送された連続テレビドラマ(全8話)。
人に嫌われること恐れるあまり、周りの空気ばかり読みながら生きてきた澪。
取り柄も何もない彼女は、とりあえず就職できた会社で事務員として働いていました。
そして、同僚でイケメンの健太郎と付き合うことになったのですが…
この健太郎という男、とんでもないクズ男だったのです。
澪が何も言えない事を良い事に、結婚をちらつかせ散々お金を貢がせるばかりか、自分の仕事のミスも澪に罪を被せたのです。
挙句の果てに、健太郎に二股をかけられ「ウザい」…とこっ酷く捨てられてしまいます。
その後、健太郎のせいで澪は会社をクビになり、借金取りに追いかけられた挙句に住むところさえ失ってしまいました。
しかし、そんな澪に手を差し伸べてくれた人達(?)がいました…
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【妖怪シェアハウス】キャスト紹介
妖怪シェアハウスは、荒波八幡神社の境内の一角にありました。
シェアハウスの中庭にある古井戸からは、毎回ゲスト妖怪が助っ人にやってきます…
目黒澪(めぐろ みお): 小芝風花
本作の主人公。喜界島出身。自分に自信が無く、言いたい事も言えず空気ばかり読んで生きてきた24歳の女の子。
全てを失い、荒波八幡神社の境内で行き倒れてしまったところを四谷伊和に助けられます。そして、妖怪達の事を他言しないことを条件に、共同生活を送る事になります。
妖怪シェアハウスの住人
四谷伊和(よつや いわ) お岩さん(おいわさん): 松本まりか
正体はお岩さん。人間の姿の時は看護師として働いています。
荒波八幡神社の境内で倒れた澪をシェアハウスに連れ帰り介抱します。
また、伊和自身も夫・伊右衛門に騙されて死んだ経験から、男に騙された澪にシンパシーを感じ、二人で健太郎を驚かし懲らしめます。
妖怪は人間と触れ合う事はタブーという決まりを破ってまでも、伊和はボロボロになった澪を優しく見守り、次第に姉のような存在になって行きます。
しかし優しい反面、男性の裏切り行為には過剰な反応をみせ「裏切り者には復讐を」という怨念を強く持っており、作中も何度も妖怪に変身します。
沼田飛世(ぬまた ひよ) ぬらりひょん: 大倉孝二
正体は妖怪のぬらりひょん。人間の姿の時は弁護士兼経営コンサルタント。
弁護士の知識を活かして周辺調査を行い、澪を困らせる人達の真の正体を暴いたり、澪と一緒に侵入調査に協力して、悪人を懲らしめる事に一役買う。
シェアハウス住人のリーダー的な存在。
酒井涼(さかい りょう) 酒呑童子(しゅてんどうじ): 毎熊克哉
正体は鬼の酒呑童子。人間の姿の時は、骨董品を見分ける目があることから、オークション会社に勤務。
女性からモテ過ぎるキャラ。鬼キャラのせいか大酒飲みで乱暴な物言いをしますが、実は女性に優しく正義感が強い頼もしい所もあります。
毎怪、日本酒を一升瓶から大きな盃に注いで愛飲していて、常に顔が赤い。
和良部詩子(わらべ うたこ) 座敷童子(ざしきわらし):池谷のぶえ
シェアハウスの管理人でいつも美味しい料理を住民達に振舞ってくれます。正体は座敷童子。
人間の姿の時は管理人として住人たちの身の回りの世話を焼いています。また、彼女が作る食事は江戸時代のレシピで作られています。
重要な役割として、各怪の妖怪の話をナレーションしたり、歌が得意な一面も。
座敷童子がシェアハウスを留守にする時は、いつも誰かがお腹をこわしたり不幸な出来事が起こってしまいます。
荒波八幡神社の二十二代目神主
水岡譲(みなおか ゆずる): 味方良介
シェアハウスの大家で陰陽師の末裔。
陰陽師の能力は、結界を張ってもシェアハウスの妖怪たちには全く効き目がなく、大家でありながら掃除など雑用を言いつけられたりと、妖怪達からはかなり見下されている存在。
何故か、澪には上から目線で接しますが、実は澪を妖怪化から守る為に世話を焼いていたのでした。
澪を心配し、再三シェアハウスから出て行く事を勧めますが、次第に澪に惹かれていきます。
イケメンゆえ、熱狂的な中年女性ファンがついています。
こんじゃくプロダクションの社員
主にオカルト関係の雑誌編集プロダクション。ミステリーマガジン「マー」を編集しています。
原島響人(はらしま ひびと):大東駿介
こんじゃくプロダクション社長。大手出版社・今昔出版の会長の息子。
父親の後妻・鷲尾の策略で子会社のこんじゃくプロダクションに飛ばされてしまったのでした。
かなりブラック企業のこんじゃくプロダクションで、採用した澪を当初からこき使いますが、実は澪の才能を見抜き、SNSを使って澪の事を陰ながら応援していました。
本当は優しい原島に気づいた澪は、次第に彼に惹かれていきます。
山中美雪(やまなか みゆき): 内藤理沙
こんじゃくプロダクションの中堅編集者。
彼氏なし、お金なしで必死に低料金の婚活サイトで出会いを探し中。
しかし、部屋にキノコが生える程ズボラな性格。
以前は、今昔出版に勤めており、原島が追い出された経緯を知っていました。
柳沙羅(やなぎ さら):宮本茉由
こんじゃくプロダクションの若手編集者。
自分の事を可愛いくて若いと鼻にかけており、先輩の山中を内心では見下しています。
澪にも意地悪をしますが、澪が仕事で注目されると手の平を返したように優しく接する強かな性格。
ゲスト妖怪
シェアハウスで問題が起きると、中庭の古井戸から助っ人妖怪が現れ、皆に協力してくれます。
パラパラダンスを踊ったり、歌謡ショーを開いたり陽気な妖怪達が毎怪楽しませてくれます。
井戸端菊(いどばた きく) お菊: 佐津川愛美
第2怪【お菊さん】
番町皿屋敷のお菊。人間の時は、在庫管理のエキスパートとして仕事をしています。
伊和とは大親友。奉公先の殿様や家来からセクハラを受けPTSDとなり、井戸に飛び込み亡くなった悲しい過去を持っていますが、井戸から出現したお菊は、ハイテンションでアイドルのようにポーズを決める等キャラが正反対。
アマビエ :片桐仁
第4怪【アマビエ】
未来を予言する能力を持つ妖怪。人間の姿の時は、原宿で占い師として働いています。
澪の近い将来を予言し見事的中させます。
見た目は河童の様ですが、本当は人魚寄り。
山姥 やまちょす:長井短
第6怪【山姥】
山姥ギャルのメイクとファッションで、ギャル語を話す山姥。人間の時は渋谷の伝説のビューティーアドバイザーやまちょす。
大の肉食女子。また、眠くなって気が抜けると正体の老婆の姿に戻ってしまう欠点があります。
千年の間、自分を成敗した高僧・東光坊祐慶に好意を抱き続け、生まれ変わった祐慶に見つけてもらうためにわざと目立つ山姥ギャルをしている健気な一面もあります。
澪の原島への恋心を全力で応援し、澪のファッションアドバイザーもしてくれる心強い存在。
四方津志子(よもつ しこ) 黄泉醜女(ヨモツシコメ): 峯村リエ
第7怪【黄泉醜女】
人間の時は、スーパー結婚コンサルタント兼、凄腕の別れさせ屋として活躍している。見た目は全身ヒョウ柄のコテコテの大阪のおばちゃん。
座敷童子の大親友。
原島の別れた妻の梨沙が生霊となり澪に憑りついたことから、シェアハウスに呼び出され別れさせ屋として辣腕を振るい、難しい生霊退治で梨沙を見事に改心させます。
勝手に私見考察
現代社会で悩む若者を妖怪達が、暖かく見守り助けてくれ、ャラも皆がゆる~い感じで現代風です。
それでいて、クズ男や詐欺師の悪人を懲らしめる方法は、昔ながらの怖がらせ方…とてもナイーヴではありますがギャップがあって面白い。
深夜枠でありながら、軽い感じで家族で楽しめる作品になっています。
ただ、私のように海外作品ばかり観ている者からすると、ストーリに奥深さを感じられず、正直物足りなさを感じてしまう…
主人公澪の心の成長を軸に、自立していく女性を描きたかったのだろうと思いますが…そこが軽すぎて共感を感じませんでした。
妖怪達のキャラも、個性があって物凄くイイのに…非常に勿体ない。
日本のドラマ全般に言えますが…幼稚すぎ!ではないでしょうか。
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