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【映画:あなたが寝てる間に…】1995年公開サンドラ・ブロック主演のラブコメ 家族が愛おしくなる物語!

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今回紹介する映画は あなたが寝てる間に…

概要

1995年公開 アメリカのロマンティック・コメディ作品

監督:ジョン・タートルトーブ 脚本:フレドリック・ルボウとダニエル・G・サリバン

原題:While You Were Sleeping 上映時間:103分

タートルループ監督作品は名作が多く『ナショナル・トレジャー』シリーズや『クール・ランニング』など面白くてよく観た作品。他にもジョン・トラボルタ主演の『フェノミナン』が代表作だけど、まだ観れていないので一度観てみたい!

脚本家のルボウとサリバンの2人は、本作が大ヒットしたものの後には続かなかった~

While You Were Sleeping (1995) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers

この作品は批評的にも興行的にも成功を収め、その興行収入は1億8200万ドルを超えました。

また、ブロックとプルマンの演技は高く評価され、ブロックはゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門主演女優賞にもノミネートされています。

ラブコメと言えばサンドラ・ブロック!ですが、

このブログでも彼女の主演作をいくつか紹介しています。

その中でも…

『デンジャラス・ビューティー』は彼女の魅力全開な作品で大好き!

おススメ度:★★★★☆ 恋の結末は予想通りの展開だけど、孤独な女性を受け入れてくれる優しい家族や隣人達とのハートウォーミングな物語にジワリました
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キャスト紹介

ジャック役のビル・プルマンは1996年の『インデペンデンス・デイ』の大統領役が一番有名ですが、1986年デビュー以来、コンスタントに映画やドラマに出演し活躍していた俳優です。

なのに…いつも印象が薄い?

だがしかし…本作のジャック役の演技は高い評価をされていたし、実際に良かった~!

のですが…本作の出演時の彼は…何と42歳!

びっくり…サンドラの相手役にしてはおっさんじゃ~ん

と思いきや…孤独な若い女性ルーシーに密かに恋心を抱きながらそっと見守る大人の男性!

って感じで、ますます好感度アップ!

ジャックが父親に似ているとルーシーのセリフにありましたが

年上の包容力のある男性に惹かれたわけですね。

ルーシー・エレノア・モデラッツ/サンドラ・ブロックカゴの鉄道で改札嬢をする孤独な女性
通勤客のピーターに恋心を抱いている
ジャック・キャラハン/ビル・プルマンピーターの弟でキャラハン家の家業の跡継ぎ
ピーター・キャラハン/ピーター・ギャラガー金持ちでハンサムな弁護士
ソウル・タトル/ジャック・ウォーデンピーターの名付け親のキャラハン家の隣人
オックス・キャラハン/ピーター・ボイルピーター、ジャック、メアリーの父親
キャラハン家具会社の社長
ミッジ・キャラハン/ミコール・マーキュリオピーター、ジャック、メアリーの優しい母親
エルシー・キャラハン/グリニス・ジョンズピーター、ジャック、メアリーの心臓病の祖母
メアリー・キャラハン/モニカ・キーナピーターとジャックの心優しく可愛い妹
ジェリー・ウォレス/ジェイソン・バーナードルーシーの辛口な上司
ジョー・フスコ・ジュニア/マイケル・リスポリルーシーのアパートの大家の息子
ルーシーに言い寄り厄介だが無害

あらすじ

『少女時代には2つの思い出がある 現実は もっと薄いオレンジ色

パパが私のそばにいて 遠くを見る目つきで言った“予期せぬ人生が人生”

パパは私の人生のことを言っていたのだ

とにかく私たちは 冒険が大好きだった

パパはポンコツ車に荷物を積み 私たちが向かおうとしているエキゾッチックな町の話をしてくれた

例えば ミルウォーキー…

着いてみると…普通の町

もう1つは ママの話 忘れられない思い出だ

2人が結婚した教会

披露宴の話も聞いていて飽きなかった

マカロニの中に顔を突っ込んで寝たおじさん

わたしは尋ねた“ママへの愛がなぜ本物と分かったの?”

パパは言った

“ママは素晴らしい贈り物をくれた

全世界を僕にくれた”

ライトのつく地球儀が ロマンチストのパパには全世界・・・』

シカゴ ランドルフ/ワバッシュ駅

ルーシーは駅の狭い切符売り場のブースの中に座り

乗客からコインを受け取る改札嬢の仕事をしている。

父親とも死別し天涯孤独となってしまったルーシーの日常は色褪せたものだった。

しかし、ほんのひと時…

今朝も彼が急いで改札へ向かってくる姿が見える。

『彼が私にくれたのは全世界ではなく 電車賃の1ドル50セント

でも 毎日彼を待ちわびた』

彼はルーシーに目もくれずホームに向かった。

『彼が現れるのは 月曜日から金曜日の午前8時1分から8時15分の間

私の夢の王子様だった

話したことはなかったけど いつか そういう日がくる…

そういう日が来て 私の名前を知ってもらう その夢はきっと叶う』

ルーシーは彼を目で追いかけることしかできなかった。

すると、電車に急いで乗り込んだ彼は後ろの老婆に気づいた。

そして、彼は体を壁に寄せ、彼女を優先して車内に招き入れていた。

『彼は私の王子様』

クリスマスがまじかに迫ったある日

ルーシーはアパートの窓から、モミの木を引っ張り上げていた。

「45ドルで配達もしない?中華料理は10ドルでも配達してくれるのよ」

ルーシーは必死でロープを引き上げるが、あまりの重さに愚痴がでる。

「小さいのを買えばよかった」

その時、ルーシーはロープを踏んだ勢いで尻もちをつき

しかも、そのはずみで掴んでいたロープを放してしまった。

重たいモミの木が落下していく…

ガチャーン

階下から窓ガラスの割れる音がした。

すると…

「ルーシー」

下の部屋から大家の叫び声が聞こえた。

ルーシーが慌てて大家の部屋に行き窓ガラスの謝罪をすると

「保険金請求 窓ガラスの破損 ジョーJr.がバーベキューでボヤを出したばかりなのに」

大家は息子が起こした問題に頭を抱えていた。

「本当に?」

「本当の焼き肉」

ルーシーは気の毒に思い

「ガラスは弁償を」

と大家に謝罪した。

ところが…

「それは忘れよう 弟がガラス屋でね」

大家は不機嫌になるどころか笑って彼女を許してくれた。

ルーシーはそんな気のいい大家に、

セーターの袖口に隠していたクリスマスプレゼントを渡した。

「忘れるとこだったわ メリー・クリスマス」

それだけ伝えると、ルーシーはドアへ向かう。

「ルーシー」

大家が帰りかけたルーシーを呼び止めた。

彼は思いがけないプレゼントを手に取り

「困るよ」

と照れた様子だ。

「いいのよ」

ルーシーにとってもプレゼントを渡せる相手がいて嬉しいのだ。

「おれも何か…」

大家が申し訳なさそうに言いかけたその時

「父ちゃん あの安ワインは? 保護観察官へのプレゼントだ」

2人の暖かい空気を壊すように無神経なジョーJr.が奥から出て来た。

「お客なんだぞ 挨拶しな」

大家は出来の悪い息子を叱ると

「やあ ルーシー イカすよ その…セーター」

ジョーJr.は悪びれた様子もない。

「ありがとう」

ルーシーは微笑んだ。

「そこだ」

大家はキャビネットを指さしてワインの場所を教ると

「あんたはいい娘だ せがれはまだ独身だ」

大家は愛おしそうに息子を見つめながらルーシーに愚痴った。

しかし、しゃがんでワインを探しすジョーJr.の後姿が余りにも不格好で

ルーシーの顔は思わずこわばる。

「なぜかしらね?」

そして、彼女はそう返事を返すしかなかった…

続きは本編で!

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勝手に私見考察

本作のテーマは、ルーシーの亡父が残した言葉

“予期せぬ人生が人生”

そして、その言葉をルーシーが体現する物語でした。

また、この作品…

アメリカ映画には珍しく

意地悪な悪人が一切出てこない!

もしかして…目覚めたピーターが嫌な奴かも~

と予想するも…肩透かしなキャラだったし

おまけに、キャラハン一家はお人よし過ぎるほどの暖かい人達ばかり

唯一ルーシーの嘘を知る隣人タトルの存在は意外な展開でしたしジョーJr.とルーシーのコンビも面白かった

どの予想も肩透かしなほど…みんなイイ人!

ハラハラドキドキは一切ありませんが、

終わりまで和ませてくれてチョットジンワリとさせてくれる

とても観やすい作品です。

前述した一発屋の脚本家フレドリック・ルボウとダニエル・G・サリバン…

何でもない脚本でも、名監督と演技派の役者がそろえばそれなりの名作になるんですね~ 改めて感じた次第です。

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