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【映画:トップガンマーベリック】1986年トップガンとの相関と何故?連続大ヒットできたのかを考えてみた

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今回紹介する映画は トップガンマーベリック

トップガンマーベリック概要

2022年公開 アメリカ製作のアクション作品 

1986年に社会現象を起こした『トップガン』の36年振りの続編

監督:ジョセフ・コシンスキー(代表作:トロン: レガシー、オブリビオン)  

脚本:アーレン・クルーガー(ザ・リング、トランスフォーマー)、クリストファー・マッカリー(ウルヴァリン:SAMURAI、オール・ユー・ニード・イズ・キル、ザ・マミー/呪われた砂漠の王女)

原題:Top Gun: Maverick

上映時間:131分

製作のジェリー・ブラッカイマーと製作、主演のトム・クルーズ、ヴァル・キルマーらが前作から続投。

また、本作は2012年に自殺した前作の監督トニー・スコットへ捧げられています。

映画『トップガン マーヴェリック』ファイナル予告
あらすじ

マーベリックは、輝かしい実績を誇る天才パイロットでありながら、昇進も引退も拒み現役パイロットを貫いていました。しかし、型破りで組織に馴染まない性格が災いし職を失う危機に瀕します。

でも、そんなマーベリックには心強い後ろ盾がいました。

親友で太平洋艦隊司令官アイスマン海軍大将は、今度はエリートパイッロトの教官をマーベリックに命じます。

こうして、マーベリックは三十数年ぶりにトップガンへ戻るのですが…

彼に課された任務とは、トップガン卒業生選りすぐりの若き精鋭パイロット達に絶対不可能なミッション達成のため過酷な訓練をする事でした…

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只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます

(配信は投稿時のものとなります)                                 

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おススメ度:★★★★★ この作品を観る前に是非前作【トップガン】を観ることをお勧めします。感動が断然違います。トップガンスピリットを引き継ぎCG、VFXだけに頼らないリアルに拘った映像が迫力満点
 
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キャスト紹介

前作はトム・クルーズ、ヴァル・キルマー、ケリー・マクギリス、メグ・ライアンらの出世作となりました。

それでは、本作では誰かな…

ハングマン役のグレン・パウエルがルースター役のマイルズ・テラーより目立っていたと個人的には思っていますがいかがでしょか~

実は、ルースター役を競ってパウエルとテラーは、演技テストを受けています。

その結果、テーラーが息子役をゲットしたんですが

パウエルは、演技を高く評価されハングマン役に抜擢されたという経緯がありました。

やはり目立っていましたね!

個人的には、前半に登場するチェスター・“ハンマー”・ケイン海軍少将役のエド・ハリスを久々に観られて初っ端から興奮しました。年齢を感じますが、やっぱり渋い!

メインキャスト
ピート・ミッチェル海軍大佐
          /トム・クルーズ
コールサイ
マーヴェリック
米海軍の天才パイロット
現場主義を貫き昇進には関心がない
ブラッドリー・ブラッドショー海軍大尉
          /マイルズ・テラー
ルースタートップガン卒業生
特殊対地攻撃作戦の訓練を受ける精鋭パイロット
マーベリックの亡くなった親友グースの息子
マーベリックが工作し海軍兵学校への
入隊が4年遅れた事で2人の間に確執が出来ました
ペニー・ベンジャミン
        /ジェニファー・コネリー
マーベリックが3年前に付き合った元カノ
シングルマザーでバーのオナー
(前作でマーベリックが遊んだ
司令官の娘と同じ名前)
ジェイク・セレシン海軍大尉
/グレン・パウエル
ハングマントップガン卒業生
特殊対地攻撃作戦の訓練を受ける精鋭パイロット

編隊長の座を目指しています
ナターシャ・トレース海軍大尉
            /モニカ・バルバロ
フェニックストップガン卒業生
特殊対地攻撃作戦の訓練を受ける精鋭パイロット
ロバート・フロイド海軍大尉
            /ルイス・プルマン
ボブトップガン卒業生
特殊対地攻撃作戦の訓練を受ける後席武装担当
ルーベン・フィッチ海軍大尉/ジェイ・エリスペイバックトップガン卒業生
特殊対地攻撃作戦の訓練を受ける精鋭パイロット
ミッキー・ガルシア海軍大尉/ダニー・ラミレスファンボーイトップガン卒業生
特殊対地攻撃作戦の訓練を受ける精鋭パイロット
ジェイビー・マチャド海軍大尉
     /グレッグ・ターザン・デイヴィス
コヨーテトップガン卒業
特殊対地攻撃作戦の訓練を受ける精鋭パイロット
トム・カザンスキー海軍大将
          /ヴァル・キルマー
アイスマンマーベリックの且つてのライバルで戦友
マーベリックとは強い絆で結ばれ、
マーベリックが問題を起こすたびに
を守っています
ボー・シンプソン海軍中将/ジョン・ハムサイクロンノースアイランド海軍航空基地の司令官
マーベリックの上司
ソロモン・ベイツ海軍少将/チャールズ・パーネルウォーロックノースアイランド海軍航空基地の司令官
バーニー・コールマン海軍准尉
        /バシール・サラフディン
ホンドー極超音速テスト機「ダークスター」計画
からの仲間
マーベリックと一緒に
ノースアイランド海軍航空基地へ赴任

コックッピット内のシーンでは、誰!誰なの?ととても分かりずらいです。その対策として、コールサインとヘルメットのデザインは、是非覚えておきましょう!

トップガンよりアーカイブ映像出演
ニック・ブラッドショー海軍中尉
           /アンソニー・エドワーズ
グースマーベリックにとって家族同然の親友
ルースターの父親
トップガンでの攻撃訓練中の事故で
亡くなってしまいます
キャロル・ブラッドショー/メグ・ライアングースの妻でルースターの母親
本作では既に亡くなっています
シャーロット・ブラックウッド/ケリー・マクギリスチャーリートップガン時代の教官で
マーベリックの恋人

深い内容はないけれど前作のオマージュが満載で感動!

ここからはネタバレを含みます

OP、EDが全く同じでジワル

前作の【トップガン】から随分経ってしまいましたが、続編はオープニングからグッと鷲掴みにされます!

何故なら…

オープニング曲が静かに流れ始め~

続いて、エリート学校トップガンの説明テロップ…

”世界最高のパイロット学校の呼び名は”

からの~

【TOPGUN】ドーン の後に【 Maverick】ドーン とタイトルバック!

からの~

空母の飛行甲板の映像へ切り変わり

ここから、あの戦闘機の離発着のカッコイイシーン!

(前作では、この作品で海軍志願者がグーンと増えたとか!その気持ちは良ーくわかる)

そして、ダッダッダンダ~ンと始まるケニー・ロギンスの『デンジャー・ゾーン』も~たまらん

そうなんです!前作と全く同じOPなんです!やっぱりこうじゃなきゃね~

これだけじゃないEDまでもオマージュされていますので、前作と併せて視聴するとより楽しめます。

父と息子

トップガンでは、マーベリックの父親が海軍の任務中消息不明となっていました。

そして、無鉄砲なマーベリックを陰ながら見守る上官ヴァイパー(トム・スケリット)

実は、ヴァイパーはマーベリックの亡き父親の相棒だったんです。

それでは、続編マーベリックでは…

マーベリックの亡くなった相棒グースの息子ルースターが登場します。(前作ではまだ幼いルースターがみられます)

グースが亡くなってからもマーベリックは、遺族を見守り続けていました。

ところが、ルースターはマーベリックのせいで4年入隊が遅れたとマーベリックを憎み反抗的な態度を取ります。

まあ、何やかんやあってからの…詳細は本編で

2人が打ち解け、まるで親子のような感動シーンへ

グースに「俺の家族はお前なんだ」と言っていたマーベリック

その息子ルースターは彼にとって息子同然だったのでしょう ジワル~

ライバルから僚友へ

前作では、無鉄砲で協調性が皆無なマーベリックに対しいつも冷静でトップガンのエースだったアイスマン

2人はバチバチに闘争心を燃やしていましたが…

そんな2人は、後半の一番の見せ場

巡洋艦援護の緊急出撃シーンで、先鋒で出撃したアイスマンが数で勝る敵機に苦戦を強いられます。

そこへグースを亡くしたショックを引きずるマーベリックが、何やかんやありながら敵機4機を撃墜する等の大活躍でアイスマンを助け無事生還。

皆で勝利を祝福し合う中、アイスマンがマーベリックに言います。

「お前はムチャだ おれの僚機(仲間の航空機)にするよ」

するとマーベリックも

「君が俺の僚機だ」

と言って2人は堅く握手しハグする感動のシーンがあります。

そして、続編では2人の僚友関係がより一層強くなっていてジワリます。

また、新たな登場人物ハングマンは、編隊長の座を狙いとってもギラギラしていますが、

且つてのマーベリックを彷彿とさせる自信家な人物でした。

ところが、極秘ミッションでハングマンは、任命されず予備要員とされ腐ると思いきや…

ミッションを遂行したマーベリックとルースターの絶体絶命のピンチをハングマンが救います。

前作マーベリック同様な展開なんです。

そして、ラストはもうお分かりですね~

マーベリック、ルースター、ハングマン、サイクロンそれぞれのわだかまりがとけ歓喜に沸きあがる感動シーンへ!

最後は清々しい気分にさせてくれる鉄板の展開

勝手に私見考察

それでは、何故トップガンマーベリックが成功したのか…

ヒット作の続編を成功させるのって結構難しいもの…

では、その要因を探ってみます。

先ずそこで、トム・クルーズとは真逆の選択をし大コケした【ターミネーター・ニュー・フェイト】と比較してみたいと思います。

満を持したトム・クルーズ

2作品とも大ヒット映画の続編なのにどうしてこんな差が出来てしまったのか…

【T2】のジェームズ・キャメロンの選択

彼は、自身が所有するターミネーターの権利を離婚の慰謝料として、たったの1ドルで元妻に譲り渡した結果、

次々とターミネーターの続編が公開されていきました。

その結果、さすがにファンからも飽きられ

満を持して公開された正統な続編【ターミネーター・ニュー・フェイト】は大コケ!

そりゃそうでしょ~あれでは…

さすがに【ターミネーター】ファンもガッカリだよ~

【トップガン】のトム・クルーズの選択

【トップガン】の大ヒットを受け続編の話が出ていたようですが、作品の出来を非常に気に入っていたトム・クルーズが、続編が製作されることで作品の価値が低下することを嫌って自ら続編製作権を買い取りそれを阻止していました。

トム・クルーズってやっぱ凄い!と思わせるエピソード

そして、彼は最高のスカイアクションを製作するべく映像技術の進化を待つことに

何と【トップガンマーベリック】が公開されるまで、実に36年かかった訳です。

コロナの影響で映画館は閑古鳥状態のところ映画館上映に拘ったトム・クルーズは救世主に!ここでも彼の選択は正しかった。

また、彼は出演する役者には、戦闘機に乗る事とその為のハードな訓練を受けることを条件にしています。

これは前作【トップガン】でトム自身も訓練を受けていましたからね。

こうして、【トップガンマーベリック】は、ストーリー展開も前作のオマージュ満載で続編を長年待ちわびたファンたちには、たまらない作品となり大ヒット!

トム・クルーズの並々ならぬ情熱を感じて、これもジワリました。

反対に、ターミネーター・ニュー・フェイト製作陣には、随分と慢心したものを感じました。

冒頭でT2がリセットされてしまいますからね~

ファン目線だったのか…結果的にその拘りの違いが大きな差となったのではないでしょうか!

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