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【ドラマ:ザ・スウォーム】木村拓哉初の海外ドラマ!フランク・ドルジャー製作の深海SFサスペンス

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今回紹介するドラマは ザ・スウォーム/The Swarm

2023年ドイツ、欧州連合が共同制作したSFテレビ シリーズ。

そして、本作はヨーロッパ制作の中で、史上最も高額なテレビドラマシリーズとなりました。

何故なら、あの【ゲーム・オブ・スローンズ】のプロデューサーで有名なフランク・ドルジャーが、

映像化不可能と言われた原作の製作総指揮に乗り出すとあれば当然のことではないでしょうか。

原題:The Swarm 全8話(1話45分前後)

原作:フランク・シェッツィングの同名のSF小説

【The Swarm】は、2023年3月4日よりHuluで独占配信されています。

フランク・ドルジャーが語る【The Swarm】の見所

Huluの特典でドルジャーがインタビューに答えていますので、彼がこのドラマに込めた思いを

一部紹介します。

まず、ドルジャーが原作『The Swarm』の映像化を決めた理由について

気候変動と海の問題を私たち人類の問題として感情移入できるドラマを描きたかったと語っています。

そして、一見”モンスターもの”作品と思われがちですが、視聴者の予想を裏切るモンスターの正体が

一番の見所だとか…どうぞお楽しみに!

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ドルジャーが【ゲーム・オブ・スローンズ】で描いた王国ごとに違う世界観や国柄のように、

今回も、舞台となる世界各国を異なる色彩、質感、構成、光でその違いを表現したそうです。

(う~ん、確かに!)

また、海を生き物のように描くために、北太平洋、北海、南太平洋などなどの海にドラマチックな演出・撮影方法を模索して音や質感を加え自然の美しさや海の多様性を私たちに感じられるよう工夫を施したと語っていました。

こうして描かれたのは、大自然の雄大さとその恐ろしさを同時に描いたSF作品。

そうです!人間の叡智を結集しても大自然には叶わない…人間は自然から享受を受け共存していく事をもっと考えるべきだと教えてくれる作品です。

【第1話~3話ダイジェスト】「THE SWARM/ザ・スウォーム」超大型深海SFサスペンス

おススメ度:★★★★☆ 世界各国の名優の競演が楽しめます。私的には、もっとハラハラドキドキ感が欲しかった…それでも充分見応えがあります!
 

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キャスト紹介

日本人キャストについて

【ザ・スウォーム】には日本からも2人の俳優さんが出演しています。

その1人は何と!

あの木村拓哉が海外ドラマ初出演で重要な役を演じていました。

ドルジャーは、木村拓哉が演じた三船 藍人を環境に責任感を持ち尚且つリアリストである事が重要だったと語っています。

そして、経験豊かで知性的で先見の明があり権威を感じる人物で、またその権威を引けらす事無く物静かで力強いイメージであること…

(ワ~オ!こんな人に会ってみたい)

そして、この理想的で完璧な人物の三船 藍人を演じた木村さんに対して

『木村さんの演技はお見事でした』

とドルジャーは太鼓判を押しています!

また、その三船の部下、佐藤 陸を演じた平 岳大は、あの平 幹二朗と佐久間 良子のご子息。

(50歳以上ならご存じのはず!お2人とも名優です)

平さんは、流暢な英語と確かな演技力で重要な役を熱演していました。

確かに、父親の幹二朗さんの面影がありますね~

キャスト

セシル・ロッシュ博士/セシル・ド・フランス

フランスの分子生物学者 レストランのシェフが死亡したのをきっかけに、水道水を汚染する猛毒細菌の調査に乗り出しました。そして、海で起こっている異変に気づき家族を避難させ危険を顧みず研究を続ます。

シガー・ヨハンソン博士/アレクサンダー・カリム

ノルウェーの石油会社から調査を依頼される海底開拓調査で高名な海洋生物学者 

チャーリー・ワグナー/レオニー・ベネシュ

海洋生物研究所(IMB)の研究員で大学院生 スコットランドのシェトランド諸島で海流を観測していたところ、メタンハイドレートの異常な大量発生を発見します。

レオン・アナワク/ジョシュア・オジック

カナダのクジラ学者 漁師や遊覧船を襲ったシャチやクジラの調査を進めるうちに、海で起こっている異変気づきます。

カタリーナ・レーマン教授/バーバラ・スコワ

海洋生物研究所(IMB)の教授で大学院生の指導教官

サマンサ・クロウ/シャロン・ダンカン=ブリュースター

天体物理学者 

ジェス/アンドレア・グオ

シェトランド諸島の漁師でチャーリーの恋人

三船 藍人/ 木村 拓哉

ミフネ財団の創始者で慈善家

佐藤 陸/平 岳大

三船の部下

ティナ・ルンド/クリスタ・コソネン

ヨハンソンの元恋人で彼に調査を依頼したノルウェーの石油会社社員

ジャスパー・アルバン船長/オリバー・マスッチ

先端技術を駆使した研究船トヴァルセン号の船長

あらすじ

南太平洋 ペルー ワアンチャコ

今日も漁師たちは、イエスに祈りを捧げ海へと出発していきました。

彼らは、いつもの様に手漕ぎで沖のポイントに着くと網を海へとなげます。

すると、網が物凄い力で引っ張られるのです。

漁師も力一杯網を引き揚げようとしますが、その力には及ばず海の中へ落ちてしまいました。

すると網は、そのまま海の底へ沈んで行きます。

漁師は、網を追って海の底へもぐって行きました。

網は海底の岩に引っ掛かってしまい、漁師は必死で外そうとします。

ふと…

彼は上を見上げました。

海に浮かぶ彼の船の周りに小魚の群れが集まっていました。

すると、その群れは彼の周りにも集まり始めたのです…

北太平洋 カナダ バンクーバー島

クジラ学者のレオン・アナワクは、海岸に打ち上げられたシャチの死骸を調査するために

海岸に向かっていました。

海岸では、研究所の同寮ジャック・オバノンが彼を待っています。

ジャックは、到着したアナワクにシャチの死骸が打ち上げられたのは

1時間ほど前だと状況を説明しました。

しかし、アナワクはこのシャチの事をよく知っていました。

何故なら、この雄のシャチは毎年群れと一緒にバンクーバー島に来ていたからです。

ところが、今年はまだそのシャチの群れが現れていませんでした。

アナワクは、シャチの事をジャックに伝え

海の波の流れから死んだのは2~3時間前でマレーの入り江にいたはずと推測を言いました。

すると、マレーの入り江と聞いたジャックは

「話を聞きに行こう」

と言い、2人は漁師のキットの元へ向かいます。

「久しぶり」

キットはアナワクに親しみを込めて言いました。

「今朝、打ち上げられたシャチの話は聞いた?」

それを聞いたキットの顔が険しくなります。

「運んでおけ、すぐ戻る」

キットは仲間にそう言うと

「見せたいものがある」

と言って2人を別の船に案内しました。

すると、その船の船首には大きな傷が幾つもあります。

「シャチにやられた?」

その傷を見たアナワクがキットに訊きました。

「話によると今日の早朝だ。そばを泳いでいたシャチが次第に攻撃的になったらしい、遠ざけようとしても何度もぶつかってきて手に負えなかった…だから仕方なくナタガマやナイフで戦ったと」

「仕方なく?」

ジャックが訊き返します。

「わずかな魚のためにシャチと戦うと?」

「漁獲量は減っている。大事な魚を守るためなら、人間だって何をするか」

ジャックは漁師たちを疑っていましたが

「シャチを傷つける漁師はいない。襲われたと言うならそうなんだろう」

キットはきっぱりと否定すると、船に戻って行きました。

アナワクはもう一度傷ついた船を見て、シャチが人間を襲った事にショックを感じていました。

続きは本編で!

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勝手に私見考察

ここからはネタバレを含みます

宇宙よりも謎が多いと言われている深海。

そして、人類誕生以前から生息していた知的生命体がいた!

その未確認生命体は、海を汚してきた人類へ突如牙をむき始めました…

次第にその存在に気づき始めた研究者たちが、叡智を結集させ一丸となって北極海へと向かい、命をかけて最終局面に立ち向かっていく壮大な物語です。

そこで、何故この突拍子もない仮説を主張する研究者たちに、

唯一理解を示し手を差し伸べる重要人物に、

日本人を設定したのか…

チョット興味を抱いたので勝手に考察してみます。

なぜ、日本人を重要人物に設定したのか?

プロデューサーのドルジャーは、インタビューの中で

『現代においても歴史的にも海と結びつきが強い国の人物であることも重要でした。

そこで生まれたのがミフネです』

そして日本人へのメッセージの中に

『みなさんの経験に通じるものがこの物語の中にあることを願っています』

と語っています。

これは、災害大国日本、とりわけ東日本大震災での津波の経験のことを

言っているのではないでしょうか?

”損得勘定抜きに真摯に自然環境問題取り組めるのは日本人しかいない!”

そこから、研究者たちを支えるミフネという人物が生まれたんですね。

きっと、ドルジャーから見た日本は、自然災害の恐ろしさを一番理解し共存していると

映っているのでしょう。

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