今回紹介する映画は シャドウハンター
概要
2013年のカナダ、ドイツ合作のアーバン ファンタジー 作品
監督：ハラルド・ズワルト 彼はオランダ、ノルウェーの映画監督で代表作は2010年公開の『ベストキッド』
原題：The Mortal Instruments City of Bones
上映時間：130分
続編キャンセルの理由とは…
先ずは、この業界
興行成績が製作費を上回らないと話しにならない！
では『シャドウハンター』の興行成績を見てみましょう。
制作費：6000万ドル(約86億円超)
これに対し
興行成績(全世界)：9,530万ドル(約137億円弱)
あれ？上回ってる…と思われるでしょうが
ここにマーケティング費用が合算されるらしい…
その額6000万ドル！
ということで…9,530万の売り上げでは話にならないようです。
“NEXTトワイライト”作品と期待されたものの
続編を作るには、その最初の作品が比較的経済的に成功していなければならないというのが一般的経験則
この業界においては大失敗になってしまった。
しかも批評家からの評価も辛口だもの～
おまけにドイツの映画製作・配給会社コンスタンティンが
映画、スポーツ分野で失敗が続き赤字覚悟という経営状況の中で、
この作品の高額買収が追い打ちをかけ2013年の損失の一因となってしまった。
結局、続編は延期の後に中断された。製作は開始されてたのにね～
引用：Forbes
キャスト紹介
原作はかなり複雑な世界観なので、映画ではかなり省略しなければならないため、
観ている側に伝わりきらず面白さも半減になるのは否めない。
私のようにイケメン目当てなら楽しめるが…
では、ここで原作から引用してキャストをネタバレしない程度に紹介してみます。
| クラリー・フレイ/リリー・コリンズ | ジョスリンの娘で普通の女子高生 近頃、奇妙なシンボルを見たり描いたりするようになっているが、実はクラリーの記憶はジョスリンによって封印されていた |
| ジェイス・ウェイランド/ ジェイミー・キャンベル・バウアー | 妖魔から人間界を守るシャドウハンター その中でも最も優れた戦士の一人だが、孤児で研究所でホッジやライトウッド兄妹と暮らす ジェイスの性格は周囲の人々に対して冷たく傲慢で皮肉っぽく生意気な態度を取る |
| サイモン/ロバート・シーハン | クラリーの唯一の親友 クラリーからは「オタク」呼ばわりされる普通の高校生 |
| アレック・ライトウッド/ケビン・ゼガーズ | ライトウッド家の長男で成人したばかり アレックはゲイであることを隠し自尊心が非常に低く、クラリーに激しく反発する原因となっている |
| イザベル・ライトウッド/ジェマイマ・ウェスト | 信じられないほど美しいと言われているシャドウハンター アレックの10代の妹で家族への愛情が強い |
| マグナス・ベイン/ゴッドフリー・ガオ | ブルックリンの高位魔法使い ジョイスの依頼でラリーの記憶の封印をした アレックに恋愛感情を抱く |
| ホッジ・スタークウェザー/ジャレッド・ハリス | イザベル、アレック、ジェイスと研究所で一緒に暮らしている 風変わりな家庭教師のシャドウハンター 元バレンタインのサークルに所属していたが、クレイブの呪いで研究所に追放され、そこから出られなくなった |
| ヴァレンタイン・モルゲンシュテルン/ ジョナサン・リース・マイヤーズ | 組織を裏切った元シャドウハンターで、何年も潜伏し死亡したと思われていた ジョスリンの夫でクラリーの本当の父親 強力で邪悪な彼は、シャドウハンターと悪魔の両方を支配するためにモータル・カップを狙っている |
| ジョスリン/レナ・ヘディ | クラリーの母親で、疎遠になった夫のヴァレンタインの手からクラリーを守るため、シャドウワールドからの保護を求めていた元シャドウハンター モータル・カップを隠し、娘のクラリーだけが解読できる微妙な手がかりを残した マグナスの力を借り、2年ごとにクラリーの心に呪文をかけ、シャドウハンターの世界が見えないようにしていた |
| ルーク/エイダン・ターナー | かつてはシャドウハンターで、バレンタインとジョスリンの元メンバーだが、バレンタインに裏切られたときに狼男になった 今でもジョスリンと親しい関係で、クラリーは彼を父親のような存在だと思っている |
| ドロテア/CCH・パウンダー | クラリーとジョスリンの階下の住人で正体は魔女 |
※シャドウハンター：マンデーンと呼ばれる平凡な人間の世界を、その世界の外にある闇の勢力から守る半分人間で半分天使の悪魔ハンター。普通の人間にはシャドウハンターの姿は見えない。
※モータル・カップ(天賜の杯)：天使ラジエルが最初のシャドウハンターに与えた 3 つのモータル インストゥルメンツのうちの 1 つ。天使ラジエルの血を聖杯に注ぎ、それを飲んだ者がシャドウハンターとなり、その子孫に引き継がれる。モータル・カップが行方不明となりハンターの数が減ってしまっている。
※ルーン：シャドウワールド(影の世界)の印
あらすじ
ごく普通の高校生クラリーは母親のジョスリンと2人、
ニューヨークのアパートで幸せに暮らしていた。
父親は、クラリーが幼い頃に亡くなったと聞かされている。
「もちろん行くわよ 今メールした 返信は遅いかもね 彼 携帯見ないから」
電話の相手は、彼女の唯一の友人サイモンだ。
クラリーの部屋には、彼女が描いたジョイスと父親のように慕っているルーク、
それにサイモンの似顔絵やイラストが壁に飾られている。
ジョスリンは画家だが、クラリーもその血を受け継ぎ絵を描くことが好きだった。
「朗読会の後は帰らない 誕生日祝いよ クラブに行きたいわ
ねえ サイモン ウソはつかない ママに言わないだけ」
2人は今夜の予定を打ち合わせ中だった。
クラリーは無意識に湯気で曇った鏡に”あの絵ルーン”を書いていた。
最近、何故か“ルーン”がクラリーの脳裏に浮かぶのだ。
ちょうどその頃、
買い物から帰って来たジョスリンとルークは、アパートの前に車を止め
大きな白いキャンパスを降ろしていた。
ルークは大事そうにそのキャンパスをジョスリンに手渡す。
すると、先ほどから2人の様子をジッと覗き見している者がいた。
それは、階下の住人ドロテアだった。
「先に行っていて」
ルークは車に戻り、ジョスリンは大きなキャンパスを抱えた。
アパートの玄関を入ると、直ぐ横がドロテアの部屋だ。
ジョスリンは、そのドア横の棚に置かれた郵便物に目を通した。
すると、ドロテアは気になったのか、玄関ドアを少し開けたのだ。
「ドロテア 元気？」
ジョスリンはチョット変わった隣人に明るく挨拶をした。
ところが、ドロテアは挨拶もせずに玄関ドアを閉めてしまった。
そんな隣人にジョスリンは唖然としたが、
彼女が無愛想なのは慣れっこだ。
「ええ 私は元気よ」
とドロテアに代わって呟き、
ジョスリンは上階へ上がって行った。
しかし、今度はキャンパスを玄関ドアに通すのに苦労する羽目に…
すると、奥から娘のクラリーの声が聞こえる。
「チケット取っておいて もちろんよ」
「電話？」
ジョスリンは、キッチンで話しているクラリーに声をかけた。
「サイモンから」
ジョスリンは、キッチンへ荷物を運ぶと
「元気？」
とサイモンには届かない小声で電話に挨拶した。
「”よろしく”って」
察したクラリーは、代わってサイモンに伝えた。
「今 帰って来た ママは隣にいるわ」
そこへ、残った荷物を持ったルークが帰って来た。
「ハイ ルーク」
「やあ」
「着替えてくる」
クラリーは自分の部屋へ戻り出かける準備を始める。
「コーヒー入れるよ」
ルークは勝手知ったるキッチンでコーヒーを淹れる。
「じゃあ 後でね」
クラリーが電話を切ったようだ。
その時、ジョスリンはクラリーが描いたメモを見つけ言葉を失った。
そこには…”ルーン”が描かれていたからだ。
ジョスリンがメモを剥がしルークに見せると、
彼も驚きを隠せない。
ジョスリンは堅い表情でそのメモをクシャクシャに握り潰してしまった。
そこへ着替え終えたクラリーがやって来た。
「メモは？」
クラリーは、メモ帳を指さして訊ねる。
しかし、ジョイスが返した返事は…
「調子はどう？」
と、表情は堅いままだ。
「別に どうして？」
ジョスリンの様子に、クラリーは諦めて玄関へ向かった。
「帰りは遅くなるの？」
しかし、ジョスリンがクラリーを引き止めた。
「心配しないで 詩の朗読会よ」
クラリーは少し呆れてた様子で答えた。
「分かった」
そう言うと、ジョイスは娘の頬を優しく撫で見送った。
クラリーの姿が消えると、今まで黙っていたルークが口を開いた。
「あの子に話せ」
「まだ早いわ」
ジョイスの決心はまだ固まっていなかった。
「彼女は知るべきだ」
ルークの強い言葉にも
ジョスリンは黙ったままキッチンを後にした…
続きは本編で！
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只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます
(配信は投稿時のものとなります)
勝手に私見考察
いやいやいや
このラストなら続きが観たいでしょ！
クラリーとジェイスはどうなっちゃうの～？
そこで
原作は6部までありますが、
そのうち3部までを
Netflixがドラマで3シーズンまで配信しています。
残念ながら、こちらも3シーズンで打ち切りのようですが
ヴァレンタインとの闘いとジョスリンを助け出す展開までは楽しめそうです！
