今回紹介するドラマは マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン4
2017年3月~現在 放送チャンネル:アマゾンスタジオ
原題:The Marvelous Mrs. Maisel
原案、監督、脚本、製作総指揮:エイミー・シャーマン=パラディーノ
prime特典にて見放題独占配信中:シーズン1(全8話)、シーズン2(全10話)、シーズン3(全8話)、シーズン4(全8話)
S3のラストで大どんでん返しをくらったミッジとスージー。
後先を考えず、大スターの話題を即興で漫談のネタにして客を沸かせるも、スターのシャイの怒りを買ってしまい、またもや振り出しに戻ってしまいます…
そこでS4では、自分の芸風を貫きたき稼げない仕事ばかりを請け負うミッジ。
そのため、大舞台から遠のいてしまいました。
そして、マネージャーのスージーは、ミッジの才能を生かしてやれないもどかしさを抱えます。
そんな中、ミッジは違法ストリップ劇場のMCの仕事を始めます…
一方でエイブ、ローズ、ジョールにも様々な障害が襲いかかり、一家は悪戦苦闘する事に…
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(配信は投稿時のものとなります)
キャスト紹介
レイチェル・ブロズナハンの紹介
ミリアム(ミッジ)・メイゼル役のレイチェル・ブロズナハンを今回はピックアップしていきます。
2009年から活動を開始したブロズナハンを一躍有名にしたのは、2013年のNetflixの政治ドラマ【ハウス・オブ・カード】の出演がきっかけでした。
ブロズナハンは当初2話のみの出演予定でしたが、ショーランナーのボー・ウィリモンの目に留まり計19話の出演を果たし、何と!プライムタイムエミー賞にノミネートされています。
また、プライベートでは、映画の共演がきっかけで俳優のジェイソン・ラルフと結婚しています。(2014年のコメディ映画【私はあなたに夢中】だと思われます)
2018年に結婚したことを公にした2人ですが、実は…何年も前から結婚していたことを告白しています。
S4では何と!本物の夫ジェイソン・ラルフが少しだけ登場しているのでお楽しみに!
メインキャストはこちらで↓
アルフィー /ギデオン・グリック
スージーの事務所に入るマジシャン
ダイナ/アルフィー・フラー
スージーの事務所の秘書
ゴードン・フォード/リード・スコット
トークショーの人気司会者
マイク・カー/ジェイソン・ラルフ
ゴードン・フォードのTVショーのプロデューサー
ボイジ/サンティノ・フォンタナ
ストリップ劇場の支配人
あらすじ
シャイ・ボールドウィンのツアーから外されたミッジとスージーは、その後一晩、ガスライトで過ごしました。
一睡もできなかったミッジが早朝の街を歩いていると、朝刊の見出しが目に留まります。
何と!シャイのツアーに外された一件が、既に朝刊の記事になっていたのです。
シャイは、新聞にネタを渡した上でミッジ達を搭乗寸前でクビにしたのです。
ミッジの怒りは収まりませんでした。
ミッジは離婚した元夫ジョールの父親モイシからお金を借り、元の住み慣れたマンションを買い戻していました。
解雇されたのでは、モイシから返済を迫られてしまいます。
そこで、ミッジは借金の一部を返済し時間を稼ぎたいと、お金の管理を任せていたスージーに、今日中にお金を用意するように頼みました。
一瞬、スージーの顔に緊張が走ります…
実は、ミッジの稼ぎをギャンブルで使い果たしてしまっていたのです。
スージーはその場をごまかし、何とか外へ出ると公衆電話から妹のテスに電話を掛けます。
2人はミッジへ返済するため、何と!亡くなった母が残した家に火をつけ、保険金詐欺を企んだのです。
すると翌日、保険代理店から今日保険金を取りに来て欲しいと連絡がありました。
一先ず、スージーは胸を撫でおろしますが…
一方、ジョールのオープンしたクラブは盛況で人気店になっていました。
ところが、階下で違法賭博場を経営している中国人家主は、それを不満に思っていました。
彼らはもっと控えめに営業するか、あるいは廃業するように要求しています。
リンは「失敗させられなかった」せいで家主から非難されていました。
ジョールは「君はどっちの味方?」とリンに問うと
彼女は「もちろんあなたよ」と即答します。
ジョールは、クラブを廃業すつもりは毛頭ありません
2人の選択は吉と出るか…
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勝手に私見考察
ここからはネタバレを含みます
ジャッキーへの追悼話が感動的
先ず初めに、ジャッキー役のブライアン・タランティナが2019年の11月に亡くなった為、第3話は彼への追悼EPになっています。
過去がどんなに輝かしくても、最後は惨めに1人で亡くなったジャッキーに、あのスージーが憔悴してしまいます。
スージーの弔辞シーンは、何度観ても涙腺崩壊の感動シーンです。
マネージャーとしての生き方
S4では、前座の仕事での失敗からミッジは自分の芸風を貫くため、投げ銭での漫談しかやりませんでした。
それでは、全くお金になりません。
行き詰ったスージーを救ったのは、ソフィの件でケンカした業界の大物マネージャーのハリーのアドバイスでした。
彼は、ダメなクライアントはさっさと切れとあっさりしています。
ソフィの初ブロードウェイ舞台は大失敗に終わりソフィは過去の人になってしまいましたが、
マネジャーとしてのスージーの評価は高く噂になっているとハリーは言います。
そんなスージーにマネジャーとしての業界での生き抜き方を伝授してくれました。
「クライアントの言う事は聞くな。複数のクライアントを持て」
そして、スージーは早速実行に移します。
コメディアンとしての生き方
ミッジはひょんなことから、寂れたストリップ劇場のMCの仕事を始めます。
そこで、色々な舞台を経験してきたミッジは、手始めに汚くて危険な劇場の改善を訴えます。
そして、ショーの合間にする漫談が人気となって何時しか女性客が増え始め、劇場の売り上げも増えていく好循環となって劇場がドンドン激変していきます。
そんなストリップ劇場のMCに満足していたミッジを叱咤激励したのは、レニー・ブルースでした。
ブルースがトニー・ベネットの前座の仕事をミッジのためにセッティングしても
頑なに拒否するミッジ…
ブルースはカーネギーホールでの公演後、ミッジを舞台に連れて行き「俺を見て何を学んだんだ?逮捕されたら立てる舞台がが減るだけだ。」(ミッジの職場は違法ストリップ劇場でした)
カーネギーホールの客席を指さし彼は「これが俺の望みだ。ストリップ劇場に隠れていないで、クビにされても何度でもやり続けろ!」と訴えます。
そして、ストリップ劇場にいればその程度だと思われ、ベネットと組めば認められる!
賢くなれ。どんな仕事も断るな!
ブルースの言葉は、彼の人生が重なり観ていて胸が熱くなりました。
この後のシーンではマンハッタンの街に、チャールトン・ヘストン主演の【ベン・ハー】やエルビス・プレスリーの【G.Iブルース】が映画館で公開されていて、当時の華やかなエンタメ界が垣間見れます。
ファイナルシーズンとなるシーズン5へ続くラストとなっていました。
コメディの中に、チョイチョイ挟まれる感動シーンがS4には満載で、何度も涙腺崩壊してしまいました。