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【映画:イルマーレ】あらすじ・感想 キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブッロク再共演のラブストーリー

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今回紹介する映画は イルマーレ

2006年公開アメリカ映画。監督:アレハンドロ・アグレスティ

主演は、大ヒット作【スピード】から12年ぶりの再共演になるキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック。

2000年の韓国映画【イルマーレ】のリメイク作品です。

オリジナルの基本的な設定のまま、舞台は海辺の家から湖畔の家へと変更されています。

キアヌ・リーヴス&サンドラ・ブロックのゴシップ

【スピード】の共演時のキアヌとサンドラは、余りの仲の良さにロマンスを噂されたほどでした。

確かに当時のインタビューや映画雑誌でも2人はイチャイチャしていました。キアヌファンの私は羨まし~ってヤキモキしていましたから…

では、実際の2人は…

アメリカの人気番組にゲスト出演したサンドラは、【スピード】の撮影当時キアヌに片想いだったと告白しています。その後キアヌも2019年に同番組に出演した際、サンドラに恋をしていたと告白しアメリカでは大変話題になったのは有名です。

詳しく知りたい方は、YouTubeにアップされていますので、そちらでご確認ください。

そんな2人が再タッグを組んだ作品は、2年の時空を超えたラブストーリーです。

ワーナー・オンデマンド配信中 『イルマーレ』(予告編)
キャスト紹介

アレックス・ワイラー:キアヌ・リーヴス

ケイト・フォースター:サンドラ・ブッロク

サイモン・ワイラー: クリストファー・プラマー

ヘンリー・ワイラー:エボン・モス=バクラック

モーガン・プライス: ディラン・ウォルシュ

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【イルマーレ】あらすじ

2006年、ケイト・フォースター(サンドラ・ブロック)はシカゴの病院で働くことになり、湖岸に建つガラス張りのデザイナーハウスからシカゴ市内へ引っ越しました。

ケイトは、自分宛の郵便が誤配送された場合用のメッセージを郵便受けに残していきました。

湖畔の家の次の住居人アレックス・ワイラー(キアヌ・リーヴス)は、郵便受けに残されたメッセージを見つけます。

追伸に「犬の足跡は前からありました」「屋根裏にある箱…」と書いてあります。

アレックスは、気になってメッセージにある渡橋の犬の足跡と屋根裏を確認しますが…

そこには何もありませんでした。

ある日、アレックスが家の渡橋の塗装の塗り替えをしていると、1匹の迷い犬がペンキを踏みそのまま家の中へ入ってしまいます。

そこには犬の足跡が残っていました。

2006年2月14日バレンタインデー。

ケイトは母親とデイリープラザ広場でお昼のひと時を過ごしていました。

すると目の前の通りで男性がバスに轢かれる事故が起こり辺りは騒然となります。

医師のケイトは、急いで男性の応急処置を試みますが、男性は即死の状態でした(後々の伏線になっています)

ケイトのオフの日。

ケイトは、気晴らしに懐かしい湖畔の家へ向かいました。

そして、気になっていた郵便受けを開けると、中に手紙が入っています。

それは、現在の住居人からの返信でした。

「何か誤解があるようです。(僕の前に)何年も誰も住んでいない」「犬の足跡は(先日)付きました」と書いてあります。

怪訝に思ったケイトは、「因みに今は、2006年です」と嫌味を添えて返事をポストに残しました。

「2006年?何バカな事を言ってる」アレックスはポストに残されていた手紙を読んで呆れてしまいます。

不思議な事に…2年前の2004年に湖畔の家に住んでいたアレックスから、2006年のケイトに手紙が届いていたのです。

そこから2年の時を越えた不思議な文通が始まります。

病院勤務で激務をこなすケイト…湖畔の家に住む為に気が進まない現場監督を務めるアレックス…

心の満たされない2人はどんどん文通に夢中になり、次第にお互い好意を抱き始めます。

そして2006年…

予約を取る事も難しい人気レストラン「イルマーレ」でデートする約束をしますが……。

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只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます

(配信は投稿時のものとなります)                               

勝手に私見考察:ネタバレあります要注意

ここからはネタバレが含まれます。

正直、何故もっと早く会う約束をしないのか…と嫌な予感を感じながら観ていました。

ケイトがデートの約束に現れなかったアレックス宛に書いた手紙から…やっぱりそういう事だねと察しがつきます(伏線になっています)

初めての接点

ケイトからの手紙に「2年前のリバーサイド駅で父からの贈り物を忘れてしまったの、もし見つけたらポストに入れて」と書いてありました。

手紙のとおりにアレックスが駅に着くと、若いカップルが別れのキスをしていました。

アレックスは、2004年のケイトを見つけます。

ケイトは恋人と別れ列車に乗り…駅のベンチに小説(ジェーン・オースティンの説得)を忘れていました。

本を持って電車を追いかけるアレックス。

すると電車のケイトと目が合いました…

この後の手紙でケイトは「2006年7月10日9時5分」に電話してと書きますが、アレックスから電話はかかって来ませんでした…

アレックスに何があったのか…

ケイトの誕生日パーティ

2年の時を超えた2人のロマンスは、会いたいのに会えない…そんな切ない思いに女性はトキメキを共有できるのではないでしょうか。

必死に2004年のケイトを探し出すアレックス。

観る人によっては、イライラさせるパターンかもしれませんが、

会う方法を模索するアレックスは、偶然ケイトの恋人モーガン(ディラン・ウォルシュ)と知り合い、その夜のケイトの誕生日パーティへ招待される事になります。

帰宅したケイトを皆でサプライズで迎えました(モーガンの後ろで控えめに手を振るアレックスが可愛い!)

アレックスとは初めて会ったケイトですが、この日2人はキスをします…

2004年のアレックスがケイトと接点を作る事で未来は変わってしまうけど…

次第にケイトの記憶の中に、通りすがりの人程度だったアレックスの記憶がしっかりと刻まれていきます。

ジェーン・オースティン:説得

この作品のキーワードが、ジェーン・オースティン原作【説得】です。

【説得】身分の違いから 周りに説得されて婚約者と別れた主人公アン、別れた恋人のフレデリックはナポレオン戦争で成功を収め再びアンの前に現れます。しかし再び周りに反対されてしまいます。しかし、8年の時を経て、最後は自分の気持ちを押し切りフレデリックとの愛を貫くまでのラブストーリー。                                   説得はオースティン最後の小説です。

私もオースティン作品は大好きですが、この【説得】は珍しく重苦しいストーリーで、アレックスが言った通り、機が熟すのを8年も待ったラブストーリです(イライラしっぱなしです)

この小説をモチーフに描かれた映画のラストは…

2人の恋の行方は…やっぱり女は強い!

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