今回紹介するドラマは スーパーヒーローが○○だった!ザ・ボーイズ シーズン1(全8話まとめ)
ザ・ボーイズ解説
2019年Amazonスタジオ製作作品 第73回エミー賞作品賞ノミネート作品
原作は同名のアメコミです。
スーパーヒーロー達はビジネスとして成功し「ヴォート・インターナショナル」に管理され契約関係にありました。企業成績は、右肩上がり株主総会が開かれあらゆる分野に投資されるビックビジネスになっていました。
ヴォートに雇用されアメリカ国内に派遣されているヒーローは総勢200人以上。
その中でも実力、人気を兼ね備えた…A・トレイン、ディープ、トランスルーセント、ブラック・ノワール、クィーン・メイブ、ホームランダーはセブンと呼ばれていました。
キャスト紹介
ザ・ボーイズ
ヒューイ・キャンベル:ジャック・クエイド
ビリー・ブッチャー:カール・アーバン
フレンチー:トマー・カポン
マザーズミルク:ラズ・アロンソ
キミコ・ミヤシロ:福原かれん
セブン
ホームランダー:アントニー・スター
スターライト:エリン・モリアーティ
クイーン・メイヴ :ドミニク・マケリゴット
ディープ:チェイス・クロフォード
Aトレイン:ジェシー・ A・アッシャー
トランスルーセント:アレックス・ハッセル
ブラック・ノワール: ネイサン・ミッチェル
ストームフロント:アヤ・キャッシュ
ランプライター:ショーン・アシュモア
ヴォート・インターナショナル
スタン・エドガー: ジャンカルロ・エスポジート
マデリン・スティルウェル:エリザベス・シュー
アシュリー・バレット: コルビー・ミニフィ
ジョナー・ヴォーゲルバウム博士:ジョン・ドーマン
CIA関係者
グレイス・マロリー:ライラ・ロビンス
スーザン・レイナー: ジェニファー・エスポジート
♦スポンサーリンク♦
只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます
(配信は投稿時のものとなります)
エリザベス・シュー見っけ!
ヴォート・インターナショナルの副社長役を演じています。懐かしい…彼女の作品で私が観たのは「カクテル」トム・クルーズの相手役、「ベストキッド」ラルフ・マッチオの相手役でした。
すかっり…ッと(美しさを保つ秘訣を教えて欲しいー)
2021年エミー賞のコメディ部門作品賞にノミネートされているコブラ会はベストキッドの続編です。
第1話 発端
家電販売店の店員ヒューイ・キャンベルは恋人のロビンと店を出て、楽しく会話をしている所でした…
目の前にいたロビンが突然…ヒューイと繋いだ両手だけを残し粉々に砕け散ってしまいました。その先には、スーパーヒーローのセブンの1人、Aトレインが立っていました。
アニーは怪力を持ち電気を操れる特殊能力を持っています。スーパーヒーローのセブンに憧れ日々努力を重ねていました。そして、夢が叶いスターライトとしてセブンの一員になることが出来ました。
しかし喜びも束の間、株主総会でデビューをしたアニーは、人助けよりも商業主義のヴォート社とセブンの1人ディープから屈辱的なセクハラを受け、スーパーヒーローの裏の顔を目の当たりにし幻滅します。
ヒューイは、Aトレインの誠意のない姿勢やお金で解決しようとするヴォート社に怒りを覚えます。しかし、裁判を起こそうともヒーローのAトレイン相手ではどうする事も出来ませんでした。
諦めかけていたヒューイの前にFBIと名乗るビリー・ブッチャーが現れます。彼が言うにはロビンの様にスーパーヒーローの巻き添いに合い年間100人以上が亡くなっており、また、彼らは腐敗していると言います。
彼はヴォート社のお金の受け取りを拒んでいるヒューイを見込んで、ヴォート社へ盗聴器を仕掛ける計画を持ち掛けます。
平凡な暮らしをしてきたヒューイは、尻込みをしてしまい一旦は断りますが…
第2話 始動
トランスルーセントを殺したと思い車のトランクに押し込み、仕事先の家電販売店から出るヒューイとブッチャー。
しかし、トランスルーセントの皮膚は、炭素系メタ物質に変化させ身体を透明に見せる事が出来る(その為殆ど全裸で登場する)。また、表皮は堅く銃や刃物も通用しない不死身の体です。
彼は電気ショックで気絶しているだけでした。
トランスルーセントに顔を見られてしまっている2人は、彼を殺さなくてはセブンに命を狙われてしまいます…
ブッチャーは、フレンチー という素性の怪しい男を頼りに、彼の元へ向かいます。フレンチーは銃の密輸入やLSDやMDMAを常用しているフランス人でした。
ヒューイ達は、トランスルーセントを始末する事が出来るでしょうか…ホームランダーがトランスルーセントを探し始めます。
第3話 収穫
トランスルーセントの始末に成功したヒューイ。トランスルーセントを殺した為もう元の自分に戻れない事に戸惑います。ヒューイは、着替えを取りに家に帰り、父に別れを告げます。
アニーは、レイプされそうな女性を助けた動画が話題になり人気急上昇。スティルウェルは、アニーに露出度の高い衣装を用意しアニーの人気をビジネスに活かそうと強制します。
ブッチャーは、昔の仲間のマザーズミルクを仲間になるように説得しボーイズに入れます。しかし、フレンチー とマザーズミルクには過去に因縁があり犬猿の中でした。
ブッチャーは、トランスルーセントが最後に漏らした秘密を基にヴォート社やセブンを破滅させる計画を考えつきます…
第4話 彼女
ブッチャーは妻の夢を見て目を覚まします。8年前、失踪する直前の妻の姿を捉えた防犯カメラの映像を見るブッチャー…妻の行方を探し続けていました。
ブッチャーは、昔の仲間でCIA副長官のスーザン・レイナーを訪れAトレインがコンパウンドVを使用している話を持ち掛けますが、証拠を持って来なさいと追い返されます。
そこでポップクロウからコンパウンドVの入先の情報を聞き出します。情報を元に中華街を探るボーイズは、銃を携帯している怪しい男を見つけ後を付けます。
すると男は、仲間と一緒に少女を監禁していました。フレンチーはMM(マザーズミルク)の制止を聞かず、少女を逃がしてしまいます。
男達が異変に気付きます、少女に襲いかかりますが、少女に全員殺されてしまいます。
少女はその場から逃げてしまいます…ボーイズは、危険な少女を探し出さなくてはなりません…
そこへアニーからヒューイに連絡が入ります。ブッチャーはアニーとデートし話を盗聴することを指示します。気が乗らないヒューイ…
第5話 信念
Aトレインは、恋人ポップクロウに2人の交際を公に出来ると嘘を言って、コンパウンドVの秘密を洩らした相手の情報を聞き出し。そして彼女を殺してしまいます。
フレンチー は、見つけ出した少女を献身的に世話をします。しかし、中々少女は心を開こうとはしません。
Aトレインは、ポップクロウの部屋を訪れ自責の念を感じます。隠しカメラを見つけ映像にフレンチーの顔が映っておりバレてしまいます。
ボーイズは、エゼキエルの性的趣向の映像でエゼキエルを恐喝しようと計画を立てます。ヒューイはエゼキエル主催のキリスト教イベント「ビリーブエキスポ」に参加しホームランダーから洗礼を受けます。
スマホの映像は洗礼で水没した為使えない状態でしたが、機転を利かしエゼキエルからコンパウンドVの極秘情報を入手します…
アニーはヴォート社やセブン、ビリーブエキスポの偽善に嫌気がさし思い切った行動を起こします…
第6話 無垢
エゼキエルの宗教団体「サマリタンズ・エンブレイス」に資金を投入しているのはヴォート社であり、1971年から全国にある53の病院に、ポリオワクチンのラベルが貼られたコンパウンドVを流している事が分かりました。
新生児にコンパウンドVを投与しスーパーヒーローを人工的に作り出していたのです。
スターライト(アニー)も同じ事をされていたのでした。
アニーは、スティルウェルに呼び出され副社長室へ向かいます。部屋から広報担当のアシュリーが出てきます。スターライト(アニー)がビリーブエキスポで告白した件で解雇になってしまいました。
スティルウェルは、セブンに残りたかったら社の指示に従うようにアニーい言います。しかし、アニーはセクハラを黙認した会社の株価はどうなるのか…と逆に脅します。
ブッチャーは、ヒューイを連れてある教会を訪れます。そこでは、スーパーヒーローによって被害を受けた人々の告白がされていました。
ブッチャーは被害を受けても尚、スーパーヒーローを思う人々に怒りをぶつけます。
スティルウェルは、スターライトのセクハラの件で、ディープに謝罪とセブンから一時脱退させオハイオ州へ行くように伝えます。
MMはメズマーの読心力の能力を借り、口のきけない少女の過去を知ることが出来ました。
名前はキミコ。彼女の素性と共にヴォート社の恐ろしい策略も分かります…
第7話 防衛
7年前のクリスマス。ブッチャーは妻ベッカとヴォート社のパーティーに出席していました。ベッカはヴォート社の広報担当を務めていました。この時ブッチャーはホームランダーに初めて会っています。
アニーと惹かれあうヒューイを、ブッチャーは心配します。アニーはスターライトでヴォート社の人間です。ブッチャーは、敵だと考えていました。
しかし、2人は一緒にホテルへ入って行きます。
メズマーは、ボーイズを裏切りホームランダーへ密告します。そこで、ホームランダーは残りのセブンメンバー5人を呼び出し、スターライトを責めます。
アニーはヒューイが、ポップクロウやエゼキエルの件、トランスルーセントを殺した犯人の仲間だと知らされます。
とうとうボーイズにセブンの攻撃が迫ります。
Aトレインは父親を人質に取りヒューイを呼び出します…
ボーイズメンバーの家族にも危険が迫ります。ブッチャーは、CIAのスーザンと取引をする事に…
ボーイズメンバーはホームランダーの攻撃を逃れる事が出来るでしょうか…
第8話 発覚
CIAは、テロリストの中にスーパーヒーローと同じ力をもつナキーブの存在を知ります。
ホームランダーは、ISISのシリアの拠点を攻撃しようとしているアメリカ軍に変わり攻撃を仕掛けテロリストを全滅させます。そしてテロリストの拠点からコンパウンドVが発見されます。
司法省はヴォート社のスティルウェルにコンパウンドVの件を問い詰めますが、逆に丸め込まれてしまいます。
ボーイズは、トランスルーセント殺害容疑で指名手配されてしまいます。万事休すと仲間は逃亡準備を始めるが、ブッチャーは切り札があると言ってヒューイを連れて部屋を出て行きます。
その頃アニーは、実家へ帰っていました。
ヒューイから聞いた、コンパウンドVを投与された赤ん坊がスーパーヒーローになっている事を母親に問い詰めます。そして、父親が家を出て行った理由もコンパウンドVに合ったと気づきます。
ブッチャーは、ボーイズの創設者マロリーに力を貸して欲しいと説得します。マロリーも孫を殺され現在は隠退していました。
部屋に残っていたボーイズのメンバーはFBIに捉えられてしまいます。
マロリーは、マデリン・スティルウェルとホームランダーは親密な関係だとブッチャーに教えます。ホームランダーの弱みを知っているのは彼女だと…
ブッチャーとヒューイは、仲間が捕まった事に気づきモーテルを素通りします。
しかし、仲間を助け出すのが先だと主張するヒューイ。
仲間よりもマデリン・スティルウェルを捉えに行くと主張するブッチャー。
2人はケンカ別れしてしまいます…
無敵だったスーパーヒーロー達にも綻びが見え始めます…
ヒューイはボーイズメンバーを救えるでしょうか…
そして、ブッチャーとホームランダーの対決は…
♦スポンサーリンク♦
只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます
(配信は投稿時のものとなります)
勝手に私見考察
はっきり言えばク〇VSク〇の話です。
しかし、国民的人気があり無敵の能力を兼ね備えているスーパーヒーロー。
しかし、実態は年間100人以上の犠牲者を出している組織で、偽善とプロパガンダで国防まで握ろうとするわけです。国防よりも会社の利益やお金、権力を握る為なら手段を選ばない…
そんな巨大な相手を破滅させる為に立ち上がったボーイズは、一般的に言えばアウトローで挫折した人生を送るただの人間です。
過激なシーンも多いので大人向きの作品ですが、コンセプトは壮大で十分楽しんで観られる作品だと思います。
そしてこんな偽善者、普通にいるんじゃないかと思えるところが現代社会の闇が深いですね
そんな敵と戦うボーイズの1人、ヒューイの善良さや一見ひ弱な彼が信念を持っており仲間を決して見捨てない姿勢にグッときますね。
ボーイズメンバーも初めはバラバラでケンカばかりしていました。そこを1人では戦えないが皆で力を合わせれば戦えるとブッチャーが纏めていましたが、結局彼が最後までアウトローでした。
また、母親の愛情も知らず、実験対象として育てられたホームランダー。ホームランダーを作り育成したジョナー・ヴォーゲルバウム博士に「最大の失敗作」と言われます。
強力な力を邪悪な心を持った者に与えてしまった恐怖。ホームランダーは、もっと権力を手に入れる為、国を危険に脅かす事をしてしまいます。このシーズン1ではまだ序章に過ぎないと思います。
シーズン2に続きます。