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【映画:ギャングバスターズ】あらすじ、感想。心優しいアウトロー兄弟に胸あつのアクション・コメディ

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今回紹介する映画は ギャングバスターズ

2013年公開 アメリカ合衆国製作 監督:バリー・バトルズ

原題:The Baytown Outlaws(上映時間 98分)

ビリー・ボブ・ソーントンの名前を見つけて思わず観た作品でした…

不潔な3人兄弟のアウトローとリッチなギャングとの逃走劇を描いたアクション・コメディ作品。

70年代を彷彿させる鉄板のストーリー展開ですが、弱気を助け強気を挫くアメリカン・任侠物語が面白ったです。

派手なアクションを期待されている方は、チョット物足りなさを感じるかもしれませんが…

映画『ギャングバスターズ』予告編

ビリー・ボブ・ソーントンの悪役は、不気味な威圧感がありますね~。

但し、今回の作品がコメディの為かな?迫力は抑え目でした。

こちら↓の作品でもビリー・ボブ・ソーントンの悪役が堪能できます

そしてもう1人発見!

トーマス・ブロディ=サングスターが障害者の少年役で出演していました。いつも印象的で惹きつけられる役者です。

【ラブ・アクチュアリー】(2003)では、リーアム・ニーソンの息子サム役でスクリーンデビュー

最も知られているのは【ゲーム・オブ・スローンズ】S3,4でのジョジェン・リード役ではないでしょうか。

そして【ギャングバスターズ】のロブ役では、17歳の障がい者の青年を演じています。

撮影時のサングスターは22歳。

体に麻痺があり、手足が不自由で話すことも出来ないロブを、表情だけで実にリアルに演じています。

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只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます

(配信は投稿時のものとなります)                               

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キャスト紹介

ブリック・ウーディ/ クレイン・クロフォード

3兄弟の長男。KKKのメンバーだった父親が亡くなり、弟たちと共に施設で育ちました。

マックイーン・ウーディ/トラヴィス・フィメル

三男。元軍人でしたが、命令に従えず除隊してしまいます。

リンカーン・ウーディ/ダニエル・クドモア

次男。レスリングの試合で7人を殺し、その際喉に攻撃を受け、話すことができなくなってしまいました。

しかし、アルファベットを発音する玩具を使って会話をすることができます。

カルロス・ライマン/ビリー・ボブ・ソーントン

セレステの元夫。ロブの両親を殺害し後見人になり、ロブの相続する遺産を狙っています。

セレステ・マーティン/ エヴァ・ロンゴリア

元夫のカルロスから親友の息子を取り返してほしいと、2万5千ドルでウーディ3兄弟にロブの救出を依頼します。

ロブ/トーマス・ブロディ=サングスター

セレステの友人の息子で障害を持つ17歳の青年。

ヘンリー・ミラード保安官/ アンドレ・ブラウアー

ウーディ兄弟の父親の死後、彼らを保護しました。

町の治安を守るため(?)ウーディ兄弟が犯罪者を始末し、ミラードはその犯罪の証拠をもみ消して兄弟を守っています。

アンソニー・リース捜査官/ ポール・ウェズレイ

ATF捜査官。

アラバマ州モンゴメリーで多発している、犯罪者の殺害事件や失踪事件の第一容疑者としてウーディ3兄弟を捜査します。

あらすじ

ある日の朝、ブリック、マックイーン、リンカーンのウーディ3兄弟は、ある一軒の家の前に車を止めました。

次に彼らは、トランクにある拳銃で武装し、道路の反対側の家に向かっていきます。

まず、マックイーンがドアをノックしました。

そして「出てこい。セニョール・タコスに逮捕状だ」と揶揄うと

「住所間違えてるぜ」ドア越しにいる男の声がしました。

「そいつはオレが決める」

そう言って、マックイーンがドアスコープに偽バッチを見せます。

そこに「FBIださっさと開けろ」ブリックが業を煮やして怒鳴りました。

すると「このアバズレども、10秒やるからとっとと帰れ」中の男が怒っています。

売り言葉に買い言葉!

ブリックが1発放ち、銃撃戦が始まります…

僅か数分後、ウーディ3兄弟は13人の男達を倒してしまいました。

虫の息になった男に向かってブリックは挑発します。

「これは何かの間違いだ。妻も子供もいるんだ、どうか命は助けてくれ~」と揶揄っています。

「俺は人を撃つのが仕事なんだ。だから誰かを殺したい人間がいたら俺の所へくる」

「お前に恨みはない」と延々と話していました。

すると、キッチンにいたマックイーンがある書類に気付き叫びます。

「住所間違えた!」

しかし時すでに遅し、ブリックは虫の息の男に止めを刺したところでした…

「エライ事になるぞ…」

マックイーンは頭を抱えます。

その後、事件現場となった家に規制線が張られ、警察が死体を運びだしていました。

そこへミラード保安官が到着します。

担当の警官が事件の概要を説明し始めました。

狙われたのは、ザコの売人やギャングで、近所の住民たちはギャングを恐れて、警察に何も話そうとはしませんでした。

説明が終わるとミラードは、警官に報告書を作成して提出するように指示を出し、早々に車に引き返してしまいます。

すると担当警官は、事件の情報を集めるように無線で連絡したと、言いにくそうにミラードに報告をしました。

「なぜ勝手に?指示した事だけしろ」と言い捨てミラードは去って行きました。

そして、事件はこれで幕引きです…

担当警官は、ため息をついて首を振ります。

その後、家に帰ったウーディ3兄弟に、セレステと名乗る美女が訪れて来ました。

彼女は、今朝の事件を目撃して自分も依頼に来たとブリックに言いました。

「人違いだろ。俺達は教会にいた」ブリックは誤魔化しますが、

セレステは、2万5000ドルで頼みたいと前金の5000ドルだと言って、キャッシュをブリックに渡し引きません。

一体セレステの依頼とは…

それは、セレステの元夫カルロスから、名付け子のロブを救い出す事でした。

人助けなど性に合わないウーディ3兄弟が、美女と2万5000ドルのために一肌脱ぐことに…

勝手に私見考察

B級映画だと思って観始めましたが、上映時間98分があっという間に終わってしまいました。

面白かった!

アメリカ南部のアラバマ州で、アウトローな3兄弟が、必殺仕事人になって州の犯罪率の低さに貢献しています。

この展開、アメリカ人は大好きですね!

たまには、こいった単純明解な作品もイイものです。

作中に実にアメリカらしいシーンがありました。

アメリカ南部と北部では、保守とリベラルで主義主張がぶつかっています。そうしたお国事情を、ミラード保安官VSリース捜査官で対立させる所など興味深い演出です。

何とな~くプロパガンダを匂わす感じはお得意ですね。

また、不潔で無頼漢のウーディ3兄弟が、障害者ロブの為に損得なしに命を張って守るところは、大きな共感を得るのではないでしょうか。

そして、彼らを狙う刺客がまた…コールガールの殺し屋集団やモヒカンのパンク集団、そして大取りはネイティブアメリカンの殺し屋集団です。

まるで1979年の【マッドマックス】を彷彿とさせギャグっぽいところも面白かったです。

彼らの見た目は一見実に強そうですが、リンカーンに簡単にやられてしまう所など、コメディぽくて残酷なシーンも少なく観やすい演出でした。

ただ、ウーディ3兄弟に一言云いたい!

頼むから、シャワー浴びて服を洗濯して~(98分間、気になってしょうがない!)

海外作品に多く見られますが…不精で汚いアウトローが、強気をくじき弱気を助ける。

ここに男の美学を感じるのかな~

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