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【映画:ターミネーター・ニュー・フェイト】監督も認めた失敗作!T2正統な続編がなぜコケた?

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今回紹介する映画は ターミネーター・ニュー・フェイト

2019年公開のアメリカ製作SFアクション映画 

企画・製作総指揮:ジェームズ・キャメロン 監督:ティム・ミラー 

上映時間:129分

T2以降、『ターミネーター3』(2003年)、『ターミネーター4』(2009年)、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015年)、TVドラマ『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』と次々に続編が製作されましたが、どれも散々な結果に終わっていました。

私は『ターミネーター3』を観てガッカリして以来、ターミネーター・シリーズは観ていません。やはりジェームズ・キャメロンでなきゃ~と思っていました。

そこで、満を期してジェームズ・キャメロンが原案、製作総指揮に名を連ね、

新たに企画された続編3部作。その第1部『ターミネーター:ニュー・フェイト』の完成にファンが大きな期待を寄せたのは間違いない!

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』本予告【新たな運命編】11月8日(金)公開

そして、ミラー監督自身もニュー・フェイトの完成時「すごく控えめに言っても、これは“自分が好きだからやる仕事”ですよ」と語り。シリーズのファンだった彼は作品に新たな風を吹かせることにも挑み「私たちがシリーズを立ち上げて、そこに力を注いできたわけですが、どういうわけか、私たちが大切にしているキャラクターは(続編に)登場しなかった。それなのに登場人物もストーリーのポイントも多すぎますよ。(本作で)私たちは焦点を絞り直すことに成功したと思います。最初の2作に通じる映画になりますよ。」と熱く語っていました。

また、『ターミネーター2』以来の出演となるリンダ・ハミルトン

彼女は「脚本が魅力的ではない」と述べシリーズ続編への出演を今まで断ってきました。そして、過去3作品については「忘れてもらってもいいですよ」と笑顔でブラックジョークを飛ばすほど…

参考:THE RIVER

それもその筈、ジェームズ・キャメロンが離婚の慰謝料代わりに元嫁に彼の所有するターミネーターの権利を1ドルで譲り渡し、その後、元嫁が別の制作会社に売却!キャメロンの関与無しに相次いで続編が作られるようになってしまったんだから…

ところが…

その【ターミネーター・ニュー・フェイト】が、関係者の期待ほど興行成績がパッとせず失敗に終わってしまいました。ミラー監督やグレース役のマッケンジー・デイヴィスも作品は失敗だったと認める発言をしています。

おススメ度:★★★☆☆ T2のようなお馴染みのラストに感動しましたよ。まあ、マンネリな展開は相変わらずですが…過去の作品よりは楽しめました。リンダ・ハミルトンの役者根性に脱帽~
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キャスト紹介

再登板したリンダ・ハミルトン!

1984年の『ターミネーター』では、細身でか弱く「私なんて何もできないの~」と嘆いてばかりいた可愛らし女子大生でしたが、T2では一転、懸垂を楽々こなす女戦士に見事に変身していて驚かされました。

そして、本作では60歳を超えている彼女

しかし、撮影時にはしかっり肉体を作り上げ、T2の時のようにスタジオで腕立て伏せや懸垂を披露していたとか…

尊敬しかない

T-800 (カール)/ アーノルド・シュワルツェネッガー1998年ジョンを抹殺した後、家族を持ち“カール”と
名乗って暮らしていました
サラ・コナー/ リンダ・ハミルトンジョンの母
「審判の日」を阻止し未来を変えた女戦士
グレース /マッケンジー・デイヴィスサラが変えた未来世界から送り込まれた
人類抵抗軍の女性兵士強化人間に改造されています
素手でターミネーターと戦える戦闘能力を持
ダニー・ラモス/ ナタリア・レイエス2020年のメキシコに暮らす若い女性
Rev-9/ ガブリエル・ルナ変更された未来で、人類に反逆したAI
「リージョン」が開発したターミネーター「REVシリーズ」
2042年の最新型
ディエゴ・ラモス /ディエゴ・ボネータダニーの弟で姉と同じ工場で勤務
ジョン・コナー/ エドワード・ファーロングサラ・コナーとカイル・リースの一人息子
変更前未来から送られてくる
ターミネーターに命を狙われる人類抵抗軍の指揮官

あらすじ

『黒焦げて… 動かない なのに周囲が見えた…』(T2の懐かしい映像)

1998年 ペスカデロ警察病院へ収容されていたサラ・コナーは、迫る「審判の日」の危機を訴えていたが、シルバーマン博士や他の誰にも信じてもらえませんでした…

『世界終末の夢を見る患者は珍しくない』

『夢じゃない 現実なのよ 日付も知ってる 1997年8月29日よ 妄想だと思ってるがいいわ その日が来てあんたたちは もだえ死ぬ 分かる?のんきに構えてるけどあんたたちは死人同然 あんたも あんたも! 世界は滅びるのよ!』

 

夜明け前…静かな海岸に幾重にも波が打ち寄せていました。

寄せては引く波…

すると、砂浜から人間の頭蓋骨が現れたのです。

ところが、この穏やか砂浜にはおびただしい数の人骨が転がっていました…

 

『昔 ある未来が存在した そこでは人類が狩られた 思考力を持った機械と殺人機ターミネーターに 希望のない未来』

沖からは何機ものターミネーターが発砲しながら迫って来ます。

そして、とうとう反乱軍との銃撃戦が始まりました…

 

グアテマラ リビングストン 1998年

ビーチは、観光客や地元の漁師たちで賑わっています。

『でも、その未来は私が阻止した 息子を守るため 人類を守るため』

“審判の日”を阻止したサラとジョンは、この地へ逃亡していました。

サラは、ジョンとカウンターに座っている女の子が楽しそうに話しているのをテーブルから見守ります。

しかしその時、1人の大男がカウンターに向かっていました。

ジュースを手にしたジョンが振り返った次の瞬間…

彼の表情が固まります。

何と…男は隠していた銃をかまえ

ジョンに発砲したのです!

続きは本編で!

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勝手にどこがイケないか私見考察

ここからはネタバレを含みます

たんなるT2のリメイクになってしまった!

あらすじで紹介したシーンは、最先端CGでT2の頃の3人を見事に再現しています。これに喜んだのも束の間…

あっけなく、ジョンが抹殺される衝撃シーンに驚かされるのですが

如何せん、その後の展開がガッカリ!

まず、ジョンが殺された事で過去のターミネーター・シリーズはここで全てご破算です。

さすが~キャメロン!だからニュー・フェイトなんだ!と誰もが期待を膨らませたはずです…

ところが、その後の展開はまるでT2のリメイク!

だったらT2で良くない?ジョンを殺す必要があるの?となるわけです。

キャラクター設定がポリコレ?

無敵の最新型ターミネーターに迎え撃つのが、老人と女性!って

しかもアメリカ製作なのに、ヒロインはメキシコ人

これでは感情移入もなにも…と思いませんか

ターミネーター・ファンなんて圧倒的に男性が多いはずなのに、マーケティング大丈夫?

後悔あとを絶たず

ミラー監督は【ターミネーター・ニュー・フェイト】の興行不振から「私は自分が観たい映画を作れば上手くいくという、頭の硬いオタク思考で進んだ。でも間違いだった。悪い意味での発見だったよ。映画は大失敗だからね」と自ら失敗作であることを認めています。

第1部の失敗を受け第2部の製作は宙に浮いたままのようです…やっちまったな~

でも、ジェームズ・キャメロンが描きたかった“人間と人工知能の関係”はしかっり描かれていたとは思います。

しかし、そこもマンネリ感の要因になったんじゃないかな

辛口な意見を述べてきましたが、ラストの人間と人工知能の関係に感動して涙腺崩壊していますので、作品的にはそこまで悪くないんです!

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