今回紹介するドラマは リヴィエラ～隠された真実～ シーズン1
2017年イギリス製作ドラマ
イギリス製作ドラマという事で、期待して視聴開始…やはり一気に最終話まで観てしまいました。
最終話怖すぎ・・・
キャスト紹介
ジョージナ：ジュリア・スタイルズ
アダム：イワン・リオン
イリーナ：レナ・オリン
クリストス：ディミトリー・レオニダス
アドリアーナ：ロクサーヌ・デュラン
ニコ：ジャック・フォックス
ダフネ：ポッピー・デルヴィングネ
リゾート地コートダジュールは、イタリアから南フランスにかけて広がる海岸線一帯リヴィエラと呼ばれる保養地のフランス側(フレンチ・リヴィエラ)を指します。タイトルのリヴィエラはセレブに好まれる保養地の呼称です。
あらすじ
第1話 ヴィラ・カメーラ
キュレーターのジョージナはクリオス銀行頭取の夫コンスタンティンとセレブな生活を満喫し、幸せな結婚生活を送っていました。
そんなある日、コンスタンティンは、ジョージナには秘密で、モナコで開催される船上パーティーへ参加します。
会場が盛り上がる中、コンスタンティンが船上に上がると
怪しげなロシア人美女が目の前で海へダイブしました。
…とその瞬間、船が爆発してしまいます…
コンスタンティンの死は事故なのか事件なのか…誰も信頼できない中、ジョージナは夫の死の真相を突き止める決心をします。
生きているかもしれない…一縷の希望を託して…
第2話 贋作
ジョージナが見つけたモナコのアパートは、モナコ住民とカモフラージュして税金対策する為にコンスタンティンが所有していたものでした。
ジョージナが部屋を調べていると、何者かがこの部屋に入ってきました。
それは、この部屋の管理をする為に訪れたアダムだったのです。
危うくジョージナはアダムに発砲してしまう所でした。
クリオス家の事を何も知らなかったジョージナは、愕然とする事ばかりでした。
そして追い打ちをかけるように、部屋を出たジョージナの元へ突然警察が現れ、インターポールが署で待っていると言うのです…
インターポールのジュークスは重大金融事件を担当していました。
彼はコンスタンティンが絵画の売買を利用し多額の資金洗浄をしていたとにらみ捜査していました。
そして、ジョージナを夫の共犯者だと疑っていたのです。
ジュークスは、船の爆破事故さえ相続税の無いモナコで起きた事に疑いの目を向けていました。
果たしてコンスタンティンは犯罪者なのでしょうか…
第3話 隠し部屋
船の爆発事件の唯一の生存者が病院で目を覚ましましました。
それは、コンスタンティンが最後に目撃した、ロシア人美女でした。
しかし彼女は、看護婦を襲い病院から逃げ出し姿を消してしまいます。
ジョージナは、クリストスにコンスタンティンは殺されたと思うと告げますが、クリストスは信じようとしませんでした。
協力して真相を突き止めようと説得するジョージナに、隠し部屋はクリオス家の物だジョージナは他人だとクリストスは拒絶するのです。
そして、コンスタンティンから特にジョージナには隠し部屋の事は言うなと口止めされていたと言って、その場から立ち去って行きました。
ジョージナは最後の手段として、大学で友人だったロバートから贋作を売っていた画家の居場所を強引に聞き出します。
ところが、贋作家が告白したのは…
贋作を買ったのは、船の所有者リトヴィノフだと言うのです…
親友のロバートは、ジョージナの唯一の協力者として事件の謎を追う相棒になってくれました。
ジョージナとロバートは隠し部屋のパスワード解明の為、ある賭けに出ます…
第4話 家族の肖像
ロバートの活躍で、隠し部屋のパスワードが解析されました。
コンスタンティンが隠していた物とは…
そこには、ジョージナの情報が集められたファイルと知らない銀行口座が隠されていました。
ジョージナは、自分は利用されただけなのか…愛されていなかったのか…
コンスタンティンに疑念を抱き始めます。
そして手掛かりとなるのは、コンスタンティンと絵画の取引をしていたジョン・ブランダイスという人物でした。
彼が何者なのか…ジョージナとロバートは、ブランダイスを探し始めます。
第5話 エレナ
ブランダイスの正体が分かったジョージナとロバート
何と、ブランダイスは架空の人物だったのです。
何のためなのか…新たな謎でした。
そして、ブランダイスの口座に入っていた3000万ドルが、コンスタンティンの死後に引き落としされていた事も判明します。
口座にアクセス出来るのはクリストスでした。
ジョージナは、クリストスと対峙する決心をします。
第6話 フリーポート
警察はパーティー会場で起こった殺人事件の捜索から、犯人は病院から脱走した女だと断定します。
ジョージナは、アダムが事件に関与しているのではないかと疑念を持ち始めていました。
帰宅すると、絵画は全て警察に押収されていました。
未だに決定的な証拠が無かったジュークスは、モナコのフリーポートに秘密があると突き止めます。
一方ジョージナは、クリストスを麻薬患者の更生施設へ入院させるように、イリーナを説得します。
その時クリストスは、家族に無関心だったイリーナを責めました。
こうなったのは全てイリーナのせいだと…
そして、クリストスは渋々入院を承諾しました。
その頃、ロバートの元にフリーポートの法的代理人から連絡が入ります。
倉庫の捜査令状が提出され間もなく、倉庫は捜索されるというのです。
ジュークの捜査の手が迫っていました…
第7話 贈り物
起訴できないジョージナを強引な手法で尋問し、自白をさせようとするジュークス。
署長は逆に訴えられるとジュークスを叱責し、ジョージナを保釈しました。
イリーナは弁護士を向かわせようとしますが、アダムは直ぐに警察署に迎えに行きます。
クリストスを見舞に訪れたイリーナとアドリアーナ。
ジョージナの件で、未だ弁護士に連絡をしていないイリーナに2人は不満を感じていました。
悪態をついていたクリストスはすっかり様子が変わり、今では施設に入った事を良かったと思っています。
支えてくれる友達が出来たと2人に報告しました。
一方、逮捕され怒りが収まらないジョージナ。
コンスタンティンによって家族が苦しめられている…と今は亡き夫に怒りを感じています。
ジョージナは、真相を突き止めるとアダムに言い残し、ロバートの元へ戻って行きました。
第8話 キー
ジョージナは、ロシアの組織から脅しを受けます。
それは、警察から奪ったエレナを渡さなければ家族やロバートに危害を与えるというものでした。
しかしジョージナには、全く身に覚えのない事でした。
ジョージナは、グリゴリーが警察から奪ったと目星を付け、彼と会う事をアダムに相談します。
そして、ジョージナはグリゴリーに、ロシアの組織にエレナを返すよう説得します。
エレナが全ての悲劇の発端です。
しかしグリゴリーは、ロシアの組織犯罪の証拠だと中々承諾しません。
そこでグリゴリーは、ジョージナが組織と接触する間、監視する条件を出しました。
ジョージナもそれを了承し、2人はこの一件を秘密裡に進める事にしたのです…
第9話 反撃
ジョージナは、屋敷に隠されているキーをロバートと探します。
ロシアの組織が何時やってくるか分かりません。
使用人に危害が出ないように、朝までに出て行くよう解雇を伝えました。
施設から脱走したクリストスとファティマですが、クリストスが何者かに連れ去られてしまいます。
翌朝、夜通しキーを探していたジョージナとロバート。
そこへ難を逃れたファティマが助けを求めて来ました。
そして、イリーナを屋敷へ呼び出します。
事態を知ったイリーナは、自分の子供は自分が守るとジョージナに怒りをぶつけました。
そこへ宅配サービスが届きます…
中にはクリストスの歯が入っていたのです。
クリストス救出のための戦いが始まります…
最終話 真実
車に仕掛けられた爆弾によって、親友のロバートを失ってしまったジョージナ…
ジョージナの怒りの鉄槌が下されます…必見です！
勝手に私見考察
「1993年作品 蜘蛛女」で強烈な悪女を演じたレナ・オリン、「HBO制作 ゲーム・オブ・スローンズ」で世界中から憎まれたであろうラムジーを演じたイワン・リオンが、本作でどんな役を演じるのか非常に楽しみでした。
今回も期待通りだったと思いますよ。
アダムはラムジーとは正反対な役どころで、気が弱く意気地なしなダメダメお坊ちゃんをイワンは上手く演じていたと思います。
しかし、レナ・オリン当時62歳。スタイル抜群で…羨ましい…
本作ではコンスタンティンの元妻でダメな母親役を演じました。イリーナはセレブの筈ですが、自分の体裁を守る為売春婦の様に都合の良い男と関係を持ちます。
この作品、イギリスらしく非常に尖ったストーリでした。
一見華やかで成功者のはずのセレブ達…
しかし、その実態は下劣で金の為には犯罪も犯し、国民の義務である税金は一切払わない。女性はまるで売春婦のようです。
移民女性達は、生きていく為に売春婦として働かされていますが、セレブの女性達の淫乱さが対照的に感じます。
痛烈な批判を込めているように感じました。
インターポールのジュークスは、ジョージナに裏をかかれ撤退しますが、彼がジョージナを追及する理由が、この物語の根底にある気がします。
しかし、残念ながら彼らを法で裁くことが出来ない…
彼らを罰したのは、ジョージナですが、また彼女自身も怒りの為一線を越えてしまいました。
シーズン2に続きます
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