今回紹介するドラマは リーチャー～正義のアウトロー～ シーズン3
概要
2025年2月20日にAmazon Prime Videoより世界240カ国以上に配信された。
原題：Reacher
全８話(１話43分～54分)
原作：イギリスの推理小説家リー・チャイルドの著書
ジャック・リーチャー・シリーズ『パースエイダー』(2003)
Amazon primeオリジナルドラマの人気シリーズ【Reacher】の勢いは止まらない、
シーズン3配信を待たずシーズン４が更新され、
スピンオフシリーズ『Neagley』の制作も始まっているという。
ニグリー役はもちろんこの人！
マリア・ステンが再演する。
このシリーズは、何と言っても
主演のアラン・リッチソンの激しいアクションシーンが見どころだ！
それ故、毎シーズン最終話の彼の顔は傷だらけ！
このシーズン3でも…
彼のオデコや頬には生々しい傷が残っている。
それもそもはず、本作では巨体のリッチソンが見上げるほどの大男
身長218㎝のオリヴィエ・リクターズとの激しいアクションシーンが1番の見所。
リッチソンは、そのリクターズに机の上に叩き落されるシーンを、
スタントマン抜きで自ら挑んだ。
しかし、その余りの衝撃に…
彼が気絶するというアクシデントが起こってしまった。
何という！役者魂～
参考：海外ドラマNavi
キャスト紹介
悪役のカリスマ性は大事だな…
本作で宿敵クインを演じるのは、
沖縄生れで日系アメリカ人の父親と韓国人の母親を持つブライアン・ティーだ。
アジア系が黒幕を演じるのは…珍しいと思うが
如何せん、彼のカリスマ性がイマイチ弱い。
悪役には悪役なりの個性の強さや魅力があると思うが…
有象無象の荒くれ者たちを纏め上げるほどのラスボス感がなかったのが残念…
シーズン2のロバート・パトリックくらいのアクがないと
リッチソンの存在感に負けちゃうね～
そんなシーズン2はこちら↓で紹介してます
| ジャック・リーチャー/アラン・リッチソン | 元米陸軍憲兵で、並外れた体力、知性、戦闘能力を持ち 除隊後はIDも家も満たず放浪の旅を続けている 旅の途中で、事件や陰謀に巻き込まれる |
| フランシス・ニーグリー/マリア・ステン | 陸軍第110特別捜査部隊でリーチャーの部下だった 企業セキュリティ専門家の探偵 |
| スーザン・ダフィー/ソニア・キャシディ | ザカリー・ベックの捜査を率いるDEA捜査官 リーチャーに潜入捜査を依頼する |
| ギジェルモ・ビジャヌエバ/ロベルト・モンテシノス | スーザン・ダフィーのチームのメンバーで ダフィーが信頼する定年間近のDEA捜査官 |
| スティーヴン・エリオット/ ダニエル・デヴィッド・スチュワート | スーザン・ダフィーのチームのメンバーで 頼りない若手のDEA捜査官 |
| リチャード・ベック/ジョニー・バーヒトルド | ザカリーの息子 子供の頃に誘拐され片耳を切られトラウマを抱えている |
| ザカリー・ベック/アンソニー・マイケル・ホール | オリエンタルラグ輸入業者ビザール・バザールのオーナー リチャードの父親 |
| ポール・ヴァン・ホーベン（ポーリー）/ オリヴィエ・リクターズ | ザカリー・ベックのボディガードの大男 実はクインの手下でベックの監視役 |
| フランシス・ザビエル・クイン （ジュリアス・マッケイブ）/ブライアン・ティー | 元米軍情報部中佐で現在は武器商人 かつてのリーチャーの宿敵 |
あらすじ EP1 潜入(53分)
メイン州アボッツヴィル
“ヘイヴンハースト大学”
大学の目と鼻の先ほどにある中古レコード店の前に
1台の古いバンが停まった。
すると、バンから1人の大男が降りて来た。
その男ジャック・リーチャーは、バックドアを開けると
彼には無縁そうな中古のレコードの入った箱を取り
店内へ入って行った。
カウンターでは、店主と客の男が何やら論争している。
「レコードに大事なのは商品としての完成度だ」
店主が言うと客の男は行き成りリーチャーに意見を求めてきた。
「海や川水と言えばビーチ・ボーイズだよな 違うか？」
リーチャーはやれやれというように
カウンターへ箱を置くとその男に反論を返した。
「チャック・ベリーの曲をパクるような連中は論外だ」
それを聞いた客の男は面白くなさそうに首をかしげ
「何だよ」
と悪態をつくとバツが悪そうにカウンターから離れて行った。
すると店主は満足そうに
「もっともだ ご用件は？」
と愛想よくリーチャーを招いた。
「買い取ってくれ」
リーチャーは数十枚もあるレコードを売りに来たのだ。
「エセル・マーマンのディスコ・アルバム？」
店主は難しい顔で品定めをする。
「この辺の学生が面白がって買うさ」
リーチャーの売り込みにも店主の反応はイマイチだった。
その時、表の通りにエンジンをふかした1台のピックアップが停まった。
リーチャーは、何故かその車に視線をむけている。
運転席には、キャップを目深に被った若い男がハンドル握ったまま
向かいの通りに停まっている黒いアウディを睨むように見遣っている。
リーチャーがそのアウディへ視線を移すと、
ちょうど大学から出てきた青年が後部座席へ乗り込むところだった。
この一部始終を見ていたリーチャーには
これから起こる事が安易に想像できた…
そして、アウディがゆっくり発進すると、
ピックアップが待っていたかのようにアクセルを吹かし
その車めがけ突進していったのだ。
「マジかよ」
アウディの運転手が気付くと同時に
ピックアップがブレーキも踏まず追突してきたのだ。
2台の車は衝突するが、
ピックアップは、更にアクセルをふかしアウディを押していく。
次の瞬間、アウディが歩道の街灯にぶつかり
ハンドルから勢いよくエアバッグが膨らみ、運転手の顔面を直撃した。
その衝撃で運転手は気絶してしまう。
次に、ピックアップの男は急いで車を降りると
ピストルを握りアウディの後部座席に向かった。
「よせ 来るな 嫌だ」
先ほどの青年が怯えて叫んでいる。
車のドアはロックがかっていて開かない。
するとピックアップの男は、ピストルで窓ガラスを割ると
ドアを開け小型の爆弾を投げ込んだ。
怯えていた青年も観念したように男に促されるがままアウディに移った。
ここで、リーチャーは銃を構え店を出た。
しかし、リーチャーに気づいた男は機関銃で反撃してきたのだ。
リーチャーは咄嗟にバンの陰に隠れたが、
その隙にピックアップが向きを変え、来た道を猛スピードで引き返して来た。
すかさずリーチャーはピックアップめがけ、何発も打ち込むが、
ピックアップはリーチャーに向かって突進してくる。
その寸前、彼はタイヤに銃弾を浴びせパンクさせた。
すると、ピックアップの進路が代わり停車中の車にぶつかり停まった。
男が車から降りてリーチャーに銃を構えた瞬間、
リーチャーの銃弾を胸に受けそのまま崩れ落ちた。
ピックアップの青年は助手席で震えて怯えている。
すると、突然ドアが開きリーチャーが青年の腕を掴んだ。
「イヤだ」
「危害は加えん 乗れ」
リーチャーは自分のバンに青年を移そうとしたが、
青年は怯えながらもそれを拒んだ。
「共犯者がいるかも」
その時
「止まれ」
大きな声が通りに響いた。
次の瞬間、リーチャーはその男めがけ1発放つ。
男の胸に銃弾が命中し彼は倒れた。
しかし、その男はバッチを握っていたのだ…
「警官だ」
「分からなかった 撃たれるかと 逃げなければ」
リーチャーはそう言うと
青年を乗せバンを発進させた。
続きは本編で！
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