今回紹介するドラマは ジャック・リーチャー～正義のアウトロー～S2
概要
2023年12月15日よりAmazon Prime Videoより世界240カ国以上に配信されています。
原題：Reacher
全８話(１話43分～56分)
原作：イギリスの推理小説作家リー・チャイルドのジャック・リーチャー・シリーズ『消えた戦友』(2007)
原作は、最新作『The Secret』が2023年に発表されていますので、
今後もまだまだ楽しめそうなドラマシリーズです。
こちらでジャック・リーチャーを詳しく解説しています↓
元アメリカ陸軍憲兵隊特別捜査官のジャック・リーチャーは、鍛えあげた巨躯と鋭い頭脳を備えたエリート軍人でしたが、陸軍を除隊してからはアメリカ全土を放浪する流れ者となっていました。
シーズン2では、かつての陸軍憲兵隊第110特別捜査部隊の部下たちが次々と殺され、その復讐に燃えるリーチャーの活躍を描いています。
今回も彼の破壊力！正義のためなら手段を選ばず悪者を容赦なく倒していく無双なリーチャーが見所です。
シーズン3情報
既に製作が決定しているシーズン 3
原作7 冊目の著書『パースエイダー/宿敵』を脚本にして、 麻薬取締局に協力する リーチャーの活躍が描かれます。
どうやらシーズン2のラストに登場する国土安全保障省の人物がシーズン3への伏線になってるもよう。
となれば、シーズン2の他のキャラクターも登場するのでしょうか？楽しみですね！
キャスト紹介
第1話の中で
ニューヨークのホテルで使用したニーグリーの偽名が面白い！
何とその偽名が“サラ・コナー”なんて
皆さんお分かりですね～
今回の適役ラングストン役のロバート・パトリック(T2のT1000役ですから) へのリスペクトでしょうか！
彼の悪役は筋金入りですね～
いつも恐ろしい
本作でも徹底した悪役ぶりで盛り上げてくれています。
| ジャック・リーチャー/アラン・リッチソン | 元合衆国陸軍憲兵隊第110特別捜査部隊指揮官の少佐 退役後は放浪生活を続けています |
| フランセス・ニーグリー/リア・ステン | 陸軍憲兵隊でのリーチャーの部下 企業警備の専門家で現在もリーチャーと連絡を取り合える 唯一の人物 S1でも助っ人として活躍 |
| カーラ・ディクソン/セリンダ・スワン | 陸軍憲兵隊でのリーチャーの部下で法廷会計士 リーチャーとはお互いに惹かれ合っていました |
| デイヴィッド・オドネル/ショーン・サイポス | 陸軍憲兵隊でのリーチャーの部下 弁護士となり家庭を持っています |
| ガイターノ・ルッソ/ドメニク・ランバルドッツィ | NY市警刑事 リーチャーを逮捕し反目し合いますが 次第に信頼できる協力者となります |
| シェーン・ラングストン/ロバート・パトリック | 軍事会社ニュー・エイジ・テクノロジー社の警備部長 |
| AM/フェルディナンド・キングスリー | イニシャルがA.M.となる様に様々な名前を使い分ける傭兵 |
| オスカー・フィンリー/マルコルム・グッドウィン | マーグレイヴ警察の警部 S1からのカメオ出演 |
| サンチェス/Andres Collantes | 陸軍憲兵隊でのリーチャーの部下 アトランティックシティのカジノ警備員 |
| オロスコ/Edsson Morales | 陸軍憲兵隊でのリーチャーの部下 アトランティックシティのカジノ警備員 |
| スワン/Shannon Kook | 陸軍憲兵隊でのリーチャーの部下 ニュー・エイジ・テクノロジー社勤務 |
| フランツ/Luke Bilyk | 陸軍憲兵隊でのリーチャーの部下 現在は富裕層を顧客にした探偵で最初の犠牲者 |
| ラウリー/Dean McKenzie | 陸軍憲兵隊でのリーチャーの同僚 2年前に交通事故で亡くなっています |
あらすじ
ニューヨーク州 キャッツキル山地
マンハッタンから北へ2時間の地点 深夜
その上空で、一機のヘリコプターがホバリングするなり、男性を落とすと闇の中へと消えて行ったのです。
無残にも男性は生きたまま落とされ、真っ逆さまに雪山に落下していきました…
アーカーソン州 マーフリーズボロ
ジャック・リーチャーは、リサイクルショップのレジに着替え用の古着を置きました。
するとレジの女店員はスマホを触ったまま
「どうしろと？」
とぶっきらぼうに言います。
「洗濯して売れよ」
リーチャーが注文をつけると
「買う物は？」
店員は相変わらずスマホを触ったまま素っ気ない態度で言いました。
「ジーンズ Tシャツ ジャケット 靴下 下着」
そう言ってリーチャーはタグを店員に差し出します。
店員は面倒臭そうにレジを打つと
「22ドルよ」
と言いました。
しかし、それを聞いたリーチャーは怪訝な顔をして、後ろに貼られているポップを見ます。
“全品50％引き”
「11だろ」
リーチャーは店員に主張しますが
店員は、何を言っても頑として聞き入れてくれません。
その為、リーチャーの持っている現金では足りなくなってしまいました。
定員の無礼さにすっかり呆れてしまいますが、
その時、店の向かいのATMが目に入ります。
そこで、リーチャーは仕方なく店を出て行きました。
すると、先に女性がATMを操作しています。
「すみません まだ下ろすので」
その女性が怯えたような声で言います。
しかしその時、リーチャーはその女性の異変に気づいたのです。
彼女の頬には、明らかに殴られたような傷がありました。
そして、リーチャーがそっと覗き込むと、ATMを操作している女性の手にも血がついていました。
次に、リーチャーは数メートル先に停まっている黒のミニバンに気づきます。
目の前にいる女性にいま何が起こっているのか察したリーチャーは
「振り向かないで 俺が助けます」
と語りかけました。
「そのまま続けて 左手のミニバンはあなたの？」
「私のです」
震えながらも女性はしっかりと答えました。
「カージャックに遭ってる？」
「後部座席に息子が」
女性は涙声で訴えます。
「銃を？」
「ええ」
それを聞いたリーチャーは
「ここにいて すぐ済みます」
と女性に伝えるとミニバンに向かって颯爽と歩いて行きました。
その時、車の中では男が銃を握り焦った様子で女性を待っています。
「まだか 急がねえとひでえ目に…」
すると…
腕にジャンパーを巻き付けたリーチャーが行き成り運転手に襲いかり…
このシーンの無双なリーチャーは、是非本編でお楽しみ下さい！
あっと言う間に、男を倒したリーチャーが後部座席のドアを開けると
恐怖で泣きじゃくっている男の子がいました。
「ママに会いたいだろう？」
とリーチャーがぶっきらぼうに声をかけていると、母親が急いで駆けつけてきました。
「安心して もう大丈夫 無事でよかった 本当に」
そう言って息子を抱き上げると親子は安堵したようです。
「こいつはノビてる 銀行に行って警察を 銃は車に」
そう言うとリーチャーは弾倉を母親に渡し、まるで何事もなかったように引き返していきました。
それに気づいた母親が慌てて
「待って あなたは？」
とリーチャーに訊ねると
「関わりたくない男だ」
リーチャーは、ぶっきらぼうに答えATMに戻って行きました。
ところが…
ATMから出てきたレシートには、ニーグリーからの救難信号が記されていたのです！
続きは本編で！
♦スポンサーリンク♦
只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます
(配信は投稿時のものとなります)
勝手に私見考察
ここからはネタバレを含みます
このドラマシリーズの製作総指揮にも名を連ねている原作者のリー・チャイルド
1997年から始まった原作は、現在も最新作が続いているのですから彼の『ジャック・リーチャー』に賭ける思いは相当なものではないでしょうか。
日本の芸能界とは違い、原作者の意向が尊重されているのでしょうね～
まあ、訴訟なんてなればアメリカではその賠償額が桁違いですから尚更ですね。
そのおかげでしょうか…
いつもポリコレ感の強いAmazon prime作品でも違和感を感じることなく
ストーリーにノメリ込む事が出来ました！
特に、リーチャーの仲間のニーグリーとディクソンの女性2人の活躍は凄かったのではないでしょうか。
屈強な男性との激しいアクションシーンは、観ていて実にカッコよかった！
チョット待った！女の方が強いなんて～と思いきや
彼女たちは、リーチャー役のアラン・リッチソンの188㎝の身長とそんなに変わらない長身な女性なので、
体格的には、男性に引けを取らない訳ですから、強いのも納得できますね。
今回も勧善懲悪で激しいアクションと仲間との絆や信頼を描いた娯楽作品として楽しめました。
