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【映画:オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主】呪われてる?金銭裁判と主演俳優事故死に見舞われた傑作ホラー

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今回紹介する映画は オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主

作品情報

2014年公開 アメリカ製作のサイキック・アクション   

監督、脚本、共同製作は【ハムナプトラ】シリーズのスティーヴン・ソマーズ

原題:Odd・Thomas 上映時間:96分

原作: ディーン ・クーンツの 2003 年の小説『オッド・トーマスの霊感 Odd Thomas

原作のオッド・トーマスは、シリーズ化されていますので続編も…と思いきや~

不遇な傑作

実は2011年に全米で公開予定だった【Odd・Thomas】

ところが、製作融資者たちが”ディーン ・クーンツ作品は売れないだろ~”とお金を出し渋った事から、

製作者側が訴え裁判に発展!

よって、裁判の間は公開延期になってしまいます。

そこで白羽の矢が立ったのが日本やフィリピンなどの離れた地域でした。

日本公開は2013年。

し・か・も期間限定でたった2館のみの先がけ公開でした。

その後、2014年になってアメリカ公開となりましたが、

規模が縮小されたため興行成績は振るわず…

続編何て夢のまた夢となってしまいました。

映画 『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』 予告編

アントン・イェルチンの事故死

主演のアントン・イェルチンは、【スタートレック】シリーズや【ターミネーター4】のカイル・リース役で知られる俳優ですが

2016年27歳という若さで亡くなってしまいました。

ご冥福をお祈りいたします。

しかも…不慮の事故で

彼は、自宅の門と車に挟まれ亡くなっている所を発見されました。

あ~何てことなの!

元祖カイル・リースを演じたマイケル・ビーンに負けず劣らずイェルチンのカイルも哀愁ただようイケメンで…残念

参考:「スター・トレック」のアントン・イェルチンが事故死 享年27歳

おススメ度:★★★★☆ 何かが見えてしまうオッド・トーマスの割り切った生き方と使命感を軸に運命の恋人との儚いロマンスにアクションとてんこ盛り!テンポも良く見応えのあるストーリーです。
 
 
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キャスト紹介

何の情報も持たずに観始めたら

あら… 

ウィレム・デフォーが出演してるではないですか~

決してイケメンではありませんが…

いくつになっても、悪役やイイ人、それからアクションまでも

何でも演じられるオールラウンダー。

そして、相変わらず演技に安定感もあって素晴らし役者さんですね~

長年に渡りハリウッドで活躍する秘訣かな

本作ではオッドの良きパートナーの警察署長を演じています。

オッド・トーマス/アントン・イェルチン主人公の20歳の青年 
死者の姿(幽霊)を見ることができる能力を持っています
その能力を隠している為、周りからは変人と思われています
ストーミー・ルウェリン/ アディソン・ティムリンオッドの幼馴染の運命の恋人
街のショッピングモール内のアイスクリーム店
バーク&ベイリーズ」の店長
ワイアット・ポーター/ ウィレム・デフォーピコムンド警察の署長でオッドの良き理解者
オッドのおかげで多数の事件を解決しますが
彼のアリバイ作りに苦労させられます
サイモン・ヴァーナー/ニコ・トルトレッラコムンド警察の巡査 
オッドのことを不審に思っています
バーン・エクルズ/カイル・マッキバーピコムンド警察の新人巡査
ヴァイオラ・ピーボディ/ググ・バサ=ロー「ビコムンド・グリル」のホールスタッフ
母親が18歳の時に他界し、幼い妹2人を育てています
ボブ・ロバートソン/シュラー・ヘンズリーキノコを被ったような変わった髪型で劇中では
一言も台詞を話さない
ボダッハが群がるかなり怪しい男

あらすじ

南カリフォルニアの町ピコムンド

『僕はオッド・トーマス・・・

僕の生活は変わってる』

オッドがアパート2階の部屋から出て外の景色を眺めていると、

階段の下に見覚えのある少女が立っていました。

彼女は、オッドに何かを訴えるように見上げています。

「ペニー・カリスト」

オッドはその少女を知っていました。

すると、ペニーは無言で何処かへ向かって歩き出します。

オッドは、急いで階段を降り彼女の後を追いかけました。

ペニーは時々振り向きながらオッドを確認し、早歩きで通りを進んで行きます。

『”奇妙”オッドは本名だ 母いわく 出生証明書の誤りで本当はトッドにするつもりだったと

だが、父によれば 最初からオッドだった』

ペニーは、人通りの多い街中を進んで行きます。

一方、オッドは一定の距離を保ちながらペニーについて行きました。

『父は母がイカれてると言い 母はもちろん異を唱える』

オッドは、子どもの頃の辛い出来事を思い出していました。

「私の力は神から授かったの!」

そう言うと、母親はキッチンの包丁を手に取り父親に襲いかかったのです…

『父の主張が勝った 僕が12歳の時母は施設に入れられた 僕は母と同じ能力を持っているのだと思う

でも 施設は嫌だから 能力のことは秘密だ』

ペニーは、ある交差点に来ると、そこに立ち止まっていました。

オッドは彼女の横に並び、そして2人は目を見合わせます。

すると、ペニーは交差点の右側からゆっくりと走って来るオープンカーに顔を向けました。

その意味を理解したオッドは、ゆっくりと車へ近づいて行きます。

「オッド・トーマス」

運転手はオッドも知っている男でした。

「やあハロー」

「久しぶり おい 触らないでくれ」

オッドが車を撫でると男が注意します。

「大事にしてるんだ」

「ああ 車はその愛に応えないけど」

「何て?俺に何か出来るか?」

男は、ペニーに全く気付いていないようです。

「いや 君はもうやった」

オッドはペニーを見つめて言うと

行き成り手を伸ばし、車のキーを奪ったのです。

「ふざけるなよ キーを返せ」

男はオッドを宥めるように優しく言いますが

「彼女の血が…」

オッドのこの一言で一気に表情が強張りました。

「どうやら心当たりがあるようだな」

そして、今まで黙って横にいたペニーがオッドの肩に手を置きます。

すると、オッドの脳裏に

あの夜、ペニーに起こったイメージが見えたのです…

続きは本編で!

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只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます

(配信は投稿時のものとなります)      

 

勝手に私見考察

ここからはネタバレを含みます

浮かばれない霊の無念を晴らし、成仏させてあげる設定は平凡ではありますが

やはり、ワリますね。

ところが、同じ霊現象でも

オッドが毎晩のように見る不気味な予知夢や彼にしか見えない悪霊のボダッハ

対照的で薄気味悪く、とにかく怖い!

特にボダッハは怖い!

こんな霊現象が毎日が続くなんて、私なら完全にオカシクなってしまいますよ。

しかも極めつけは

ボダッハの存在を知っていると彼らに気づかれたなら…

あっという間に彼らに殺されてしまいます。

オッドは、何度もボダッハに遭遇しますが、何とか彼らに気づかれないように危機を乗り切ります。

ハラハラドキドキさせられますね~

それに、ウジャウジャ現れるボダッハは本当に不気味でした。

まるで、ハムナプトラの気持ち悪いゴキブリみたい~

(砂漠の虫って何だっけ?)

オッドは、彼の見る予知夢とボダッハがウジャウジャしている事から

大量虐殺が起こる~と予想し

大殺戮を食い止めるために孤軍奮闘していきます…

 

さすが!ソマーズ監督

B級作品とは思えない!

ラストはハッピーエンドでは無いですが、それも感動シーンで終わり

続編を期待できるラストでした。

も~十分見応えのある演出とストーリーの作品です。

ふと頭を過ぎったのですが

もしかして…

あのイェルチンの不慮の事故って…ボダッハが?

イエイエ、これはフィクションでしたね…

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