今回紹介するドラマは 【ホームランド】 シーズン1~3
概要
2011年から2020年にかけてアメリカのケーブルチャンネル・Showtimeで放送された
スパイ・スリラー・ドラマ
全8シーズン(1シーズン 全12~13エピソード)
原作:イスラエルのテレビドラマシリーズ『Hatufim』(戦争の囚人)
この原作となったイスラエルのテレビドラマも国内のアカデミー賞で最優秀ドラマ シリーズ部門を受賞したそうな
今回のブログでは、CIAのアメリカ本国を始め、イラン、アフガニスタンでの
対テロリストとの攻防を描いている、シーズン1~3を纏めています。
作品の評価
アメリカのTV2大アワードでの受賞歴
製作総指揮、脚本には『24–TWENTY FOUR』のハワード・ゴードン、
『X-ファイル』のアレックス・ガンサとアメリカTV業界の大ヒットメーカーが集結した結果…
- ゴールデン・グローブ作品賞を2年連続で受賞
- 2013年度のゴールデングローブ賞では、最優秀作品賞&最優秀主演女優賞(クレア・デインズ)を2年連続獲得、さらにダミアン・ルイスが初の最優秀主演男優賞を受賞!
- シーズン1と2でゴールデングローブ5冠獲得
米放送界最高の権威であるエミー賞で作品賞や女優賞など過去3年で通算8部門を獲得
視聴率
【ホームランド】は、アメリカのケーブルテレビ局『Showtime』で放送が始りましたが…
- 2011年10月2日のシーズン1の初回エピソードで108万人の視聴者を集め、Showtime過去8年の中で最も視聴率の高いドラマの初回放送に!
- エピソードは再放送や ビデオ・オン・デマンドで合計278万人の視聴者を集めた。
- シーズン1の最終エピソードは、Showtimeのあらゆる初年度のシリーズのうちで最大の170万人の視聴者を集めた。
毎回スリリングで止められない、止まらない~
そして、予定通りシーズン8でファイナルなのだが…
きっと【ホームランド】ロスになりますよ!
キャスト紹介
主演のキャリーを演じたクレア・デインズと
ブロディ役のダミアン・ルイスの演技は非常に高い評価を受けた。
確かに、すべてを出し切る演技で2人とも素晴らしかった!
そして、シーズン8がファイナルと決定した後
クレアはテレビ番組にて
人気トーク番組『The Howard Stern Show』に出演した際にクレアは、キャリー・マティソンというキャラクターはとても複雑だし、演じるのは身体的にとても大変なので、シーズン8が終わったらゆっくりしたいとも語っていた。 海外ドラマNAVI
キャリー役が如何に大変だったのかが察しられる。
双極性障害を患う有能なCIA諜報員という複雑な役で、時には峰不二子バリの色仕掛けでターゲットに接近…
いやはや、本当に欧米の俳優さんって、
みんな作品のためなら…あんなことやこんなことまで演じてしまうから
凄いなぁといつも感心する
CIA職員と関係者
キャリー・マティソン/クレア・デインズ | 双極性障害を持つCIA職員 イラクに派遣されていた時、アメリカ人捕虜がテロリストに転身したと情報を受け、ブロディに疑惑を持つがいつしかブロディに執着するようになる |
ソール・ベレンソン/マンディ・パティンキン | CIAのベテラン諜報員で中東部長でキャリーの元上司で恩師 ユダヤ人でインド人の妻と別居中 不和な夫婦関係で悩んでいる |
ピーター・クイン/ルパート・フレンド | エステスがブロディ特別部隊の指揮を執るために連れてきた謎の多いCIA諜報員 実はダール・アダールが率いる謎のグループの熟練の暗殺者 |
デイヴィッド・エスティース/ デヴィッド・ヘアウッド | CIAテロ対策センターの司令官でキャリーの上司 |
ダール・アダール/F・マーリー・エイブラハム | CIA幹部で秘密作戦の専門家 |
ヴァージル・ピオトロフスキー/ デヴィッド・マルシアーノ | 元CIAの諜報員でフリーランスの監視専門家で キャリーの数少ない友人 |
マックス・ピオトロフスキー/ モーリー・スターリング | ヴァージルの弟でフリーランスのセキュリティコンサルティング業務専門家 兄弟で一緒仕事をしている コミュニケーションが苦手だが、 有能でキャリーから信頼される |
ミラ・ベレンソン/サリタ・チョードリー | ソールの妻でインド人 ソールと別居中ニューデリーで暮らしていた |
マギー・マティソン/エイミー・ハーグリーブス | キャリーの姉で精神科医 |
フランク・マティソン/ジェームズ・レブホーン | キャリーの父で同じ双極性障害を患っている |
軍関係と家族
ニコラス・ブロディ/ダミアン・ルイス | 8年間戦争捕虜としてアルカイダによって拘束された海兵隊の小隊軍曹 デルタフォースに救助され英雄としてアメリカに帰国する |
マイク・フェーバー/ディエゴ・クラテンホフ | 海兵隊大尉で、ブロディの親友だった ブロディが死んだと思い、彼の妻ジェシカ・ブロディと交際し再婚間近の関係になっている |
デイナ・ブロディ/モーガン・セイラー | ブロディの思春期の娘で母親に反抗的な態度をとっている 次第にニコラスに心を開くようになる |
クリス・ブロディ/ジャクソン・ペイス | ブロディの息子 |
ウィリアム・ウォルデン/ジェイミー・シェリダン | アメリカ合衆国副大統領でCIAの元長官 |
あらすじ EP1 英雄の帰還(55分)
バグダッド
市街には、バラック小屋の小売店が並び、人と車が引切り無しに往来している。
「緊急なの 電話を回して 待ってる」
CIAのケースオフィサーのキャリー・マティソンは焦ってハンドルを握っていた。
今頃、要人たちが出席するパーティー会場にいる
上司のデイヴィッド・エスティースと何としても掛け合わなければいけなかった…
しかしその頃、刑務所では着々と死刑執行の準備が進んでいた。
「1年も勾留され 突然 裁判が決まって死刑に?」
エスティースが電話に出るや否や、キャリーは本題に入った。
「仕方ない 129人の市民を爆死させた」
エスティースは小声で話す。
「でも重大なテロ計画の情報を持ってる」
キャリーは、何としてもテロ計画の情報を死刑囚から聞き出したかったのだ。
「3ヶ月も口を割らずにいる」
しかし、エスティースも譲らない。
「減刑と引き換えに割らせる」
「イラクの法律に口は出せない 彼は囚人だ」
「デイヴィッド…」
キャリーが言いかけた時
前方のトラックが道を塞ぎ、後続の車は止めざる負えなくなってしまった。
クラクションを鳴らしたところで
トラックは一向に動かない。
後ろにも既に車が何台も連なっている。
「待って」
キャリーは、車を乗り捨て歩き始めた。
「ハサンが死ねば ナジールの情報も消える」
「もう手を引け」
エスティースは命令した。
「今 刑務所へ向かってる 上訴を…」
それでも、キャリーは粘るが
「それもムダだ」
「CIA副長官でしょ 何とかして」
「あきらめろ」
「お願い」
その時
「デイヴィッド 議員が」
会場のスタッフがエスティースを呼びに来た。
「すぐ行く」
「最後のチャンスなの」
「切るぞ キャリー」
そして、エスティースは一方的に電話を切ってしまった。
それでもキャリーは刑務所へと急いだ…
続きは本編で!
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(配信は投稿時のものとなります)
勝手に私見考察
ここからはネタバレを含みます
シーズン1~3では、テロリストへと転向したブロディの顛末が描かれていますが…
国家に利用され見捨てられ、おまけに家族もバラバラになり
挙句に、最後はその運命を受入れ死んでいきます。
何て残酷で容赦のないストーリーなんでしょう!
そして、こうしたリアルな社会派ドラマが嫌いじゃないんだな~
このシーズンでは、一度でも国家を裏切れば悲惨な結末が待っているんだぞ!
とアメリカらしい硬派なドラマだったのではないでしょうか。
やはり、厳し~い国家ですね。
たかがドラマだと思うかもしれませんが…
ドラマには、国民性が色濃く描かれますからね。
しかし、中東って強かで正義や価値観が全く違う国だと思い知らされました。
このドラマを観たら、彼らと共生なんて無理でしょう!