今回紹介する映画は そんな彼なら捨てちゃえば?
2009年公開アメリカ映画
監督:ケン・クワピス 脚本:アビー・コーン、マーク・シルヴァースタイン
上映時間:129分
原題:He’s Just Not That into You(直訳:彼はあなたに興味がない)
テレビシリーズ『Sex and the City』の脚本家グレッグ・ベーレントとリズ・タシーロの原作『そんな彼ならすてちゃえば』と『恋愛修行 最高のパートナーと結婚するための恋愛心得』を映画化
この作品が公開されるやいなや初登場全米第1位と大ヒットした作品です。
日本でも2009年に公開され、2012年には日本テレビ「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送。
私は、この「金曜ロードSHOW!」で初めて観たのを覚えています。
微妙に繋がり合う登場人物達の恋愛模様を通して何が大切なのかを描いた群像ラブコメディー。
恋愛、結婚に不倫と…定番なストーリーながらも
モヤモヤする女性たちに共感部分も多く楽しめました~
また、ジニファー・グッドウィンの無邪気で可愛らしいジジ役が印象的です。
キャスト紹介
ジェニファー・アニストンにベン・アフレック、スカーレット・ヨハンソン、ジェニファー・コネリーにドリュー・バリモアなどなど…
そそうそうたる名前が並んだキャスト陣
ストーリーが平凡なわりに、それぞれのキャラがたっていたのは…
この主役級な俳優陣のお陰なのかもしれませんね!
ベス・バーレット /ジェニファー・アニストン | ジャニーンとジジの会社の同僚 7年間同棲しているニールと結婚観の相違で 不満を感じています |
ニール・ジョーンズ /ベン・アフレック | ベスの彼氏 ベンの友人 ベスとの同棲生活に満足していますが 結婚に踏み切ろうとしません |
メアリー・ハリス /ドリュー・バリモア | ゲイ専門誌の編集者 アンナの友人 |
ジャニーン・ガンダース /ジェニファー・コネリー | ベンの妻 ベスとジジの会社の同僚 ジジの良き相談相手 |
コナー・バリー /ヴィン・コナリー | 家の改築不動産業者 女友達のアンナに片想い中 |
ベン・ガンダース /ブラッドリー・クーパー | ジャニーンの夫 ニールの友人 推し強いアンナに惹かれていきます |
ジジ・フィリップス /ジニファー・グッドウィン | ベスとジャニーンの会社の同僚 ジャニーンから 紹介されたコナーに夢中なのですが… |
アンナ・マークス /スカーレット・ヨハンソン | 歌手志望のヨガインストラクター メアリーの友人 既婚者のベンに惹かれ猛アタックを仕掛けます |
アレックス /ジャスティン・ロング | コナーの行きつけのバーの店長で友達 ジジが来店した事をきっかけに 彼女の恋愛アドバイザー的な存在に |
あらすじ
町の公園では、沢山の子供たちが遊んでいます。
そして、その母親たちは我が子を見守るよりも、ママ友との会話に夢中になっています。
そんな中、1人の少女が夢中になって砂山を作っていました。
そこへ、男の子がやって来ました…
『女の子は初恋の相手を決して忘れない』
すると、女の子は男の子に気き微笑みかけます。
『望ましい結果でなくても』
ところが、男の子は行き成り女の子を突き倒しました。
「なぜなの?」
驚いた女の子は男の子に言います。
「犬のウンコ臭いから 犬のウンコ見たくバカだ」
すると、男の子は悪びれる事もなく女の子を揶揄うのです。
女の子はショックで泣き出してしまいました。
「ウンコ女!」
しかし、男の子は酷い罵声を浴びせて走り去って行きました。
『でも そこで誰かが金言を授ける』
「私は…犬の…ウンコ…女」
女の子が泣きながら訴えると、母親は優しく彼女の手を握りこう言ったのです。
「ハニー なぜその男の子がイジワルしたと思う? 好きだからよ」
『その一言が…私たちが判断を誤る元凶』
「あの子がヒドイことをするのは あなたにお熱だから」
そんな母親の慰めを聞いても、女の子は泣きながら頭を横に振ります。
『これが女性たちの頭に刷り込まれる
“男性のムカつく行動は…”“好意の裏返し”だと』
そればかりか…世界中の女性たちが失恋をした女友達をこうして慰めています。
『なぜ 気休めを言うのか?現実を認めるのが怖いから?
疑う余地のない真実が あまりに酷で言えないから?』
“彼はあなたに興味がない”
続きは本編で!
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(配信は投稿時のものとなります)
勝手に私見考察
ここからはネタバレを含みます
ツッコミどころの多い作品ではありますが、難しいことは置いといて
単純に楽しめる作品だったのではないでしょうか。
かなり女性目線で描いていますので、男性陣からすると“つまらない”となるのかもしれませんね
しかし、女性なら共感できるシーンが多々あったのではないでしょうか!
そんな彼なら捨てちゃおう
アレックスのバーにやって来たジジは、電話をかけてこないコナーに希望的観測をこじつけ諦められずコナーの友人のアレックスに相談するシーン
アレックスは、キツ~イ一言で男の本心を教えます。
「男が君にどうでもいい素振りをしたら本当にどうでもいいんだ 例外なくね」
母親や女友達から慰められてきたジジは、ここで男の本心と初めて向き合います。
そして
「ありがとう」
と彼女は男の本心を教えてくれたアレックスにお礼を言います。
彼はこんなに”優しい言葉”を言ってくれる~
ところが…この”優しい言葉”とやらに騙されてはいけません!
人は何を言ったか
ではなく何をしたかで判断しましょう
誰にでも”例外”は起こる
確かに、人生には“法則”と“例外”があるのかも知れませんね~
人は稀にある“例外”を夢や希望だと思っているのかもしれません。
この作品では、諦めず前に進んで行けば“例外”は起こるとエンディングで結んでいます。
特に個人的に良かった“例外”をピックアップしてみます。
ベスは人生観の相違から7年間付き合ったニールに別れを告げます。
そんな折、ベスの父親が倒れ実家で看病を続けることに…
ところが、家族の男どもは全く協力的でなく家事の負担をかけるばかり、
嫌気がさしていたベスのもとへ突然ニールが現れ、溜まっていた洗濯物、台所の片づけや買い物までしてくれていたのです。
これには、さすがにベスも感動しまくります。
いや~ これは世界中の女性が共感する感動シーンではなかろうか
ラストには、結婚に躊躇していたニールがプロポーズするという完璧な展開です!
ニールのように言葉ではなく行動で愛情を示すべし
もし…あなたを不安にさせたり、モヤモヤ、寂しい気持ちばかりにさせる彼氏なら
そんな彼なら捨てちゃおう!
そうですよ、時間が経つと分かる事ですが
正に!時間の無駄です。
さっさと次へ進みましょう!