ブログランキングに参加しています

【ドラマ:天国と地獄 サイコな2人】あらすじ、キャスト紹介。感動のサイコ・サスペンス

スポンサーリンク

今回紹介するドラマは 天国と地獄 サイコな2人

2021年1月17日から3月21日までTBSの日曜劇場で放送された刑事ドラマ

全9話(1話60分前後)

脚本は、【世界の中心で、愛をさけぶ】【JIN-仁】【ごちそうさん】等の大ヒット作品やNHKの朝ドラから大河まで、国民的ドラマを手掛けて来た森下 佳子

などと…色々書きましたが、私は近年の日本のドラマや映画を殆ど観ていません。

そんな私が涙腺崩壊して観たドラマです。

[新日曜劇場]『天国と地獄 〜サイコな2人〜』刑事と殺人鬼の魂が入れ替わる!! 1月17日スタート!!【過去回はパラビで配信中】

松本清張の【砂の器】や森村誠一の【人間の証明】、東野圭吾作品を思い出させるような…

日本社会の闇やその運命にもがく人々。

刑事達の地道な捜査でジワリジワリと犯人に迫っていくスリル感!

また、事件に絡む人間模様に感涙と…

面白かったです。

そして、このドラマはコメディタッチで描かれていますので、笑いも涙もある何とも贅沢な作品です。

やはり森下佳子のオリジナル脚本!

脚本が素晴らしい!

の一言ではないでしょうか。

♦スポンサーリンク♦

只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます

(配信は投稿時のものとなります)                                  

スポンサーリンク

キャスト紹介

先ず、演技のイマイチなアイドルが出演していないのがGJです!

森下作品では、綾瀬はるかがお気に入りのようですが、今回も彼女が主演を務めています。

確かに、個性派俳優が揃う中でも、彼女の存在感は負けていませんでした。

また、陸役の柄本佑と鑑識課員新田役の林泰文の和み系キャラも光っていましたね~

特に、陸のキャラ設定は難易度が高そうですが、演技力抜群の柄本佑はやはり上手かった~!

望月彩子/ 綾瀬はるか

警視庁刑事部捜査第一課の警部補。幼い頃から正義感が強く「…であるべき」が口癖で、先輩の河原から「風紀委員」と呼ばれています。

考え事をする時に、腕組みをした左腕の肘のあたりを人差し指で叩く癖があり、日高と入れ替わった際にもこの癖がキーポイントになります。

日高陽斗/ 高橋一生

ベンチャー企業”コ・アース”の社長。国際特許を得たプロ仕様の特殊洗剤「バニッシュワンダー」を製造販売。

連続殺人事件の第一容疑者。

サイコなイメージの反面、コ・アースの社員からの信頼が厚い。

実家が大手食品メーカー”サンライズフーズ”であり御曹司。

渡辺陸/柄本佑

彩子のアパートに転がり込んだ居候で家事がダメな彩子に変わり掃除や食事を担当しています。

証券マンから脱サラし、「便利屋りっくん」というサイトを使って清掃作業や犬の散歩などの便利屋の仕事をしています。

河原三雄/ 北村一輝

刑事部捜査第一課の警部補で彩子の先輩。

彩子とは犬猿の仲で影では「セク原」と呼ばれています。犯人逮捕のため違法な捜査をするなど手段を選ばない強引な性格の持ち主。

 湯浅和男/ 迫田孝也

陸の便利屋の師匠で良き相談相手。正体は、日高陽斗の生き別れた双子の兄東朔也(あづま さくや)

八巻英雄/溝端 淳平

刑事部捜査第一課の刑事で彩子の後輩。彩子のバディ。普段は、課内のお弁当注文を請け負っています。

強引な彩子の捜査に振り回されるが良き協力者でもある。

新田将吾/ 林泰文

刑事部鑑識課員。「…じゃな~い」「…ないの~」とやたらと語尾を伸ばして話す癖がすごい。

印象に反して、事件の証拠を徹底的に鑑識する頼りになるメンバー

五木樹里/ 中村ゆり

陽斗の秘書で、大学の同級生。私生活ではシングルマザー。

陽斗へは、絶大な信頼を寄せています。

富樫義貴/ 馬場徹

コ・アースの営業取締役。前の会社で痴漢疑惑で困っていた時に陽斗に雇われ恩義を感じています。

あらすじ

猟奇殺人事件

望月綾子は幼い頃から正義感が強く、口癖の「…すべき」から子供の頃のあだ名は“ベッキー望月”

そんな綾子は、子供の頃にある濡れ衣を着せられた事で「理不尽を通さない世の中にしよう」と警察官になる事を決意したのでした。

そしてその決意の通り、彩子は念願だった警視庁刑事部捜査第一課への配属が叶いました。

ところが…

その正義感ゆえ、ある事件の関係者から裁判を起こされそうになってしまいます。

それ以来、綾子は謹慎の身となり、事件の捜査に当たらしてもらえなくなってしまったのです。

そして、そんな彩子を更にイラつかせる存在が…

先輩の川原三雄は、デリカシーが無く、禁煙のルールを無視して室内でタバコを吸ったり、セクハラ発言の連発で、性格が正反対の2人は犬猿の仲でした。

そんなある日、管内で殺人事件が発生します。

何としても手柄を上げたい彩子は、管理官にゴリ押しし強引に殺人現場へ向いました。

現場へ着いた彩子とバディの八巻。

被害者は、椅子に座らされ

口の中にはパチンコ玉が一杯に詰められ、

頭から血を流した状態で発見されました。

しかも、ベッドが血の海になっています。

明らかに、殺されたのはベッドの上で、死後椅子へ運ばれたのでした。

その時、ふと綾子はきづきます…

部屋の床が妙に綺麗なのです。

それは、掃除されたような清涼感を感じました。

しかし、現場には洗剤の匂いが一切していないのです…

そこへ管理官から指示を受けた、川原とバディの幅が現場へ到着しました。

当然、川原は綾子たちを現場から追い出してしまいますが、綾子は家政婦から掃除に使う洗剤の話ができたのです。

ところが、家政婦の使う洗剤には全て匂いがありました。

綾子は些細な糸口を掴んだのです。

一方、川原は現場の状況から、ある未解決事件を思い出していました…

何と!その未解決事件の被害者と同じように、被害者の左手の平にφの印があったのです。

容疑者

その夜

彩子は、居候の陸が作った手作りラーメンを食べていた時、

ふと、部屋がきれいになっている事に気が付きます。

そして、部屋には洗剤の匂いが残っていました。

陸は、サラリーマンを辞め便利屋の仕事をしていました。

綾子は、匂いのしない洗剤があるのかと訊いてみると…

「あるよ」と言って

陸がスマホの画像を見せてくれます。

そこには「バニッシュワンダー…」という商品が検索されていました

翌日

早速、彩子は鑑識の新田に“バニッシュワンダー”の成分と

現場の洗剤の成分を照合してもらいました。

すると、現場から検出された洗剤と97%一致!

ほぼ確定…と思いきや

幾つかの成分が一致していません。

これでは、同じ洗剤とは言えないのです。

そこへ、八巻がお弁当と一緒にサンプル用のペットボトルのお茶も持ってきました。

これだ!

彩子と新田は顔を見合わせます。

現場で使われた洗剤がバニッシュワンダーのサンプルなら…ビンゴかも!

そして、製造会社コ・アース社に問い合わせてみると

このバニッシュワンダーのサンプル版“サンプルQ”は、2年前に製造されたものの採用されず、

モニターとして社内と得意先15社のみに配ったという物でした。

そこで早速、彩子と八巻は製造元のコ・アース社へ向かいます。

道中、鉢巻がコ・アース社の社長日高陽斗をググってみると

彼はとても優秀な研究者で、しかも若くしてベンチャー企業を立ち上げたやり手のイケメン社長だったのです。

ところが綾子は、この日高の顔に見覚えがありました。

今朝の通勤電車の中でマスクをくれた男性ではないか…

そして、コ・アース社に到着すると、日高もまた彩子の事を憶えていました。

一通り挨拶を交わすと、秘書の五木樹里と営業取締役の富樫義貴を交え、

殺人事件と“サンプルQ”の説明を始めました。

すると、彩子の説明の最中、日高はしきりに耳たぶを触っています。

綾子は、その仕草を見逃しませんでした。

怪しい…

日高は、サンプルQの配布先データを出すように富樫に指示し、警察の念入りな捜査に感心した様子でした。

そこで「物証も目撃証言も出なくて…」彩子は試してみる事に…

すると

「逆に1人暮らしで、よくそんなに早く発見されましたね。その方」

日高が何気なく言った一言

彩子は、聞き逃しませんでした。

実は、日高が言った”1人暮らし”の事は公開情報ではないのです。

彩子は、続けて3人の事件当夜のアリバイを聞きました。

すると、日高はギュッと拳を握りしめたのです。

ますます怪しい!

「現時点でサンプルQを入手できる可能性のある方は皆そうなりますので」

そう言って彩子は、通常の質問だと誤魔化します。

「その理屈だと、うちの社員全員が容疑者になってしまいますね」

日高は苦笑いを浮かべました。

手柄の欲しい彩子は、すでにターゲットを日高に絞っていました。

♦スポンサーリンク♦

只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます

(配信は投稿時のものとなります)                                  

勝手に私見考察

ここからはネタバレを含みます

父の事業失敗で社会の底辺で生きる事を強いられた兄。

父と離婚後の母の再婚によって恵まれた環境で育った弟。

この生き別れた兄弟の互いへの愛憎が、事件を複雑化させ警察の捜査を翻弄させる展開でした。

そこへ、日高を追う刑事彩子が登場し、鹿児島・奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」から「本当は月は太陽に、太陽は月になるはずだった」をモチーフに彩子と日高が入れ替わり、予想外のスリリング感。

ラストに、何故2人が入れ替わったのか…それは亡くなった兄弟の母の思いが、形見の奄美大島の石に込められ、彩子に助けを乞うたんだと日高が結論付け、母の子を想う気持ちに涙腺崩壊。

そして、登場人物に全くクズがいない!

みんないい人(日本のドラマらしい)

また、多くの登場人物と心理戦、そこに謎めいた伝説を絡めたサスペンス+猟奇殺人の裏に隠された感動的なヒューマンドラマ。

正に!松本清張張りのサスペンスドラマ…

何度も書きますが、やはり脚本が素晴らしかった!

しかし、何と言っても1番の見所は、高橋一生の入れ替わった時のオカマチックな日高ではないでしょうか!

綾瀬はるかと高橋一生の入れ替わりビフォーアフター演技を見比べるのも楽しかったです。

続編が期待される作品ですが、何時になるのでしょうか…

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました