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【ドラマ:ミステリー・㏌・パラダイス】10年以上愛され続けるミステリードラマ!全10シーズン徹底解説

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今回紹介するドラマは ミステリー・㏌・パラダイス

2011年から始まった人気シリーズは、2022年にシーズン11が放映され、2023年のスペシャル版までの放送が決定しています。

原題:Death in Paradise

出典:BBC one公式

BBC one公式チャンネルはこちら↓

【ミステリーinパラダイス】はイギリスのテレビで最も人気のある番組のトップ3に入っている人気番組です。

世界的現象になった人気ドラマ  Welcome to paradise~

歴代最高視聴者数を獲得したのは、S4(2015)で平均視聴者数は903万人でした。

そして、ハンフリー・グッドマン警部補(クリスマーシャル)とカミーユ・ボルデイ巡査部長(サラ・マーティンズ)コンビです。

S4の1コマ

ハンフリーは、片想いのカミーユに初めてホラー映画を体験させることに喜びを感じています。ところが、彼は視聴中にストーリーを解説してしまい、カミーユの楽しみがほとんど台無しになってしまいました。でも…カミーユにまだ恐怖を与える事が出来ました!

ところが何と!

S1(2011)が、これまでで最も視聴されていないシリーズになっています。

平均589万人の視聴者数で、第6話「新しいボス」の視聴者は530万人でした。

番組の視聴者数は最低を記録していますが

S1のリチャード・プール警部補も中々忘れがたいキャラクターでした。(個人的に1番好きな警部補です)

こうして数字で振り返ってみると…

カリブ海の架空の島”セントマリー”でおこる殺人事件は、どれも難解なトリックが仕掛けられた本格ミステリー。

加えて、南国の穏やかな風土と個性的なキャラのオノレー署員たち

そこへ、イギリス本土から派遣されてくる問題を抱えた警部補達との心温まる人間模様

こうして、着実にファンを増やしていったことが分かります。

2018年のラジオタイムズでは

「オーストラリアからロシア、インドに至るまで、236の地域にまたがっており、このブリティッシュコメディ犯罪ドラマは世界的な現象になっています。」と記事になるほどの人気の高さでした。

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(配信は投稿時のものとなります)      

 

最新作シーズン11はこちら↓で

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歴代警部補の紹介

警部補

リチャード・プール/ベン・ミラー(S1~S2、ゲスト出演S10)

ミステリー・㏌・パラダイス リチャード・プール出典:BBC one                              前任の警部補が殺された事件で臨時で派遣されましたが、そのまま後任としてオノレー署に赴任。

性格:堅物で几帳面。社交性に乏しいが、持ち前の鋭い観察力・推理力を駆使し数々の難事件を解決していきます。科学的根拠を信じ、迷信やスピリチュアルを軽蔑しています。

生粋のイギリス人:常夏のカリブ海で、スーツにネクタイ、革靴を着用し、いつも鞄を持ち歩き、紅茶を好んで飲むなど、彼はかなり浮いた存在でした。オノレー署の仲間達と共に過ごすうちに、セントマリーの風土に馴染み、仲間達と心を通わせるようになります。

ハンフリー・グッドマン/ クリス・マーシャル(S3~S6)

ミステリー・㏌・パラダイス ハンフリー・グッドマン出典:BBC one                                         亡くなったリチャードの後任

性格:リチャードと正反対でフランクですが、整理整頓が苦手で物品の破損や紛失が絶えません。赴任当初は、リチャードの死に悲しむオノレー署員に気遣いを見せるなど優しい性格の持ち主。しかし、セントマリーの赴任早々、妻から離婚を言い渡されてしまいます。

自分探し:メモ魔のくせに筆記具を携帯せず、身近にあるナプキンなどにメモを取る癖がある。しかし捜査能力はリチャードに劣らず有能。自分に自信が持てず、妻からも離婚されどん底のスタートでしたが、仲間達と過ごす中で本当の自分を見つめ直し、幸せとは何かを見つけました。

ジャック・ムーニー/ アーダル・オハンロン(S6~S9)

ミステリー・㏌・パラダイス ジャック・ムーニー出典:BBC one                                       ロンドンへ戻ったハンフリーの計画通り、成り行きで後任の警部補になります。

性格:歴代の警部補の中で、一番精神的に安定した人物。性格は親切で、ハンフリーと違い控えめですが、捜査方法では、支離滅裂で大胆な行動を取ります。妻を亡くした傷心を癒すために、ロンドンを離れ娘と共にセントマリーへやって来ました。島での生活にも直ぐに慣れて、人々から尊敬と信頼を寄せられます。

人生の迷子:豊富な経験と巧みな話術を駆使し、彼の捜査能力も非凡で優秀です。妻の死から自分の居場所を探していましたが、穏やかで美しい楽園セントマリーで過ごす中で、妻の死を乗り越え、前に進すむ勇気が湧き再びロンドンへ戻る事を決意します。

ネヴィル・パーカー/ラルフ・リトル(S9~)

ミステリー・㏌・パラダイス ネビル・パーカー出典:BBC one              セントマリーで起こった事件の調査でグレーター・マンチェスター警察から派遣され、とんぼ返りするつもりが…オノレー署に着任する事を決意します。

性格:イギリスのマンチェスター出身。アレルギー体質で日光と蚊を嫌い、日焼け止めと虫除けスプレーが欠かせません。臆病な性格で常にリスク回避を選択してきた彼にとって、セントマリーでの生活を選択した事は、人生を変える大きな一歩となります。

厄介だけど優秀:病弱で神経質な性格。その為、常に生きづらさを抱えてきました。しかし、鋭い洞察力と観察眼を持ち捜査能力は優秀です。常に録音マイクを持ち歩き事件の状況を録音するのが特徴。パターソン署長は、ネヴィルの着任を渋々承諾しましたが、その後も微妙な関係でネヴィルにとって苦手な存在です。

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歴代巡査部長の紹介

カミーユ・ボルデイ/サラ・マーティンズ(S1~S4、ゲスト出演S10)

リチャードとハンフリーのパートナーでした。

フランスで訓練を受けた潜入捜査官でしたが、セントマリーに潜入捜査をしたことがキッカケで、リチャード同様に、優秀な能力を買われオノレー署に赴任する事になりました。

バーを経営するキャサリンの娘。カミーユが6歳の時に父親は出て行ってしまいました。

フローレンス・カッセル/ジョゼフィーヌ・ジョベール(S4~S8、S10~)

始めは巡査としてドウェインと捜査に当たっていました。S4では初々しい制服姿も見られます。

S4.5からカミーユに変わって、巡査部長に昇進しハンフリーとジャック、再登場後ネヴィルのパートナーを務めます。

ジャックとは、まるで父娘のような厚い信頼関係を築いていました。

マドレーヌデュマ/オード・レガステロワ(S8,9)

フローレンスの銃撃事件を受け、ジャックの責任と事件を調査する為、フランスから派遣された内部調査部の捜査官でした。

”セントマリーの魔法”にかかりそのままオノレー署に着任します。

ジャックとネヴィルのパートナーを勤めました。

オノレー署巡査の紹介

ドウェイン・マイヤーズ/ダニー・ジョン・ジュール(S1~S7、21年SPゲスト出演)

恵まれない環境で育ったドウェインは、セントマリーの暗部まで知り尽くしていました。捜査の中で違法な手段を使う事もあります。

野心がなく、長年オノレー署の巡査を勤めていました。

フィデル・ベスト巡査/ゲイリー・カー(S1~S3)

冷静沈着で優秀。チームの中でも頼れる存在でした。

リチャードの勧めで昇進試験を受けた後、昇進の為セントマリーを離れ、セントルシア島の警察に赴任しました。

JP(ジャンピエール・フーパー)巡査/トビ・ベイケア(S4~S10)

カミーユの欠員でオノレー署に赴任します。

真面目で誠実な性格ですが自己評価が低い。しかし、その優秀さをパターソン署長は見抜いていました。

JPの相棒は、ドウェイン、ルビー、マーロンと問題の多い人ばかりでしたが、辛抱強く謙虚な彼は、ルビーやマローンを立派な巡査に育てました。

ルビー・パターソン巡査/シュコ・エイモス(S8,9)

パターソン署長の姪。

挫折ばかりのルビーは、署長の縁故でオノレー署に赴任します。

始めはいい加減な態度でしたが、JPから励まされ巡査として成長して行きます。

マーロン・プライス/タージ・マイル

犯罪者の青年マーロンは、刑務所に行く変わりにセントマリー警察の訓練生として加わります。

始めは刑務所行きを逃れる為に訓練生になっていましたが、JPの正義感やマーロンを守ろうとする姿に触れ改心します。

ナオミ・トーマス巡査/シャントール・ジャクソン

JPの後任としてオノレー署に赴任します。

セントマリーの隣にある小島出身で、警官としての経験が浅く、殺人事件もオノレー署で初めて体験します。

仕事への情熱を強く持っています。

全シリーズに登場しているキャスト

セルウィン・パターソン/ドン・ワリントン

セントマリーの警察長官。主にオノレー署のバックグランドで彼らを支えていますが、かなりのタヌキ親父です。

メンバー不足の時には、自ら率先して捜査の手伝いを申し出ますが、ドウェインやJPは内心は迷惑がっていました。

新人だったJPの優秀さを見抜き、時々に彼にアドバイスを与えています。

キャサリン・ボルディ/エリザベート・ブルギン

カミーユのフランス人のシングルマザー。

オノレー署チームが集うバーのオーナー。市長選で当選しています。

チームの悩み事や恋愛アドバイスなど相談役にもなっています。

トカゲのハリー

着任した警部補が住む、海辺の家にいるトカゲ。

歴代の警部補の話し相手。

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ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。                                                引き続きお付き合い頂ける方はクリック↓をお願いします

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勝手に私見考察

過酷な撮影期間

ドラマの舞台になっている架空の島セントマリーは、カリブ海にあるグアドループで撮影されています。

その為、キャストとスタッフは、本国を離れ1年の半分をグアドループで過ごさなければならない過酷な状況下で撮影されています。

それを10年以上続けている訳です。

有名な話では、リチャード役のベン・ミラーとハンフリー役のクリス・マーシャルは、家族が同伴出来なくなったのを理由にドラマから離脱しています。

しかし、過酷な長期間の撮影を通して培われた、チームワークの良さが画面からも伝わり、ストーリーにリアリティを感じさせています。

また、メンバーの入れ変えも新鮮さを保つ秘訣にもなっていて、次の警部補はどんな人だろ?とファンの楽しみになっているのではないでしょうか。

パターソン署長に学ぶ、老害にならない上司とは…

全シリーズに登場しているパターソン署長。

警部補に軽く忠告や助言をしたりとサポート役に徹し、現場を混乱させるような余計な事は一切しません。

警部補に全権委ねているように見えます。

また時には、オノレー署が人手不足の際には、聞き込みの手伝い等申し出たりしますが、実際は何もしないのでドウェインやJPはイライラさせられます。

ある時、我慢の限界になったJPは「あなたが巡査なら10分以内にクビです」と…とうとう怒ってしまいます。

ところが署長は、ちゃっかり証拠品を見つけ出していて「ムダとも言い切れんだろ?」とニッコリするタヌキ親父!(お茶目だ)

後になってJPは署長にお詫びをいれますが、パターソンは「権力にひるまず真実を話すのは、警官に必要な能力だ」と逆にJPを褒めています。

「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」

タヌキ親父に見えるパターソン署長は、意外にも理想の上司だと思うのは私だけでしょうか…

シリーズは、まだまだ続きそうです!

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