今回紹介するドラマは アレック・スライダー シーズン2
2021年 ソニーピクチャーズテレビジョン製作
原題:Alex Rider 全8話(1話41分~47分)
原作:アンソニー・ ホロヴィッツによる同名の小説シリーズの2003年発行された『イーグル・ストライク』
原作者のアンソニー ・ホロヴィッツは、Alex Rider TVシリーズの製作総指揮にも名を連ねる他にも、
2006年の映画【アレックス・ライダー】でも脚本を務めていました。
原作者がドラマや映画にも参加できるってファンにとっては嬉しい限り!
しかし、作品のテイストが違いすぎる…
シーズン1はこちら↓で紹介しています メインキャストもこちらでご確認ください。
シーズン1では、映画版よりも原作に忠実だと評価され、主人公のアレックス演じるファランドと親友トムを演じるオコナーの評価が爆上げだったようです。
いつも思いますが、ヨーロッパの俳優さんは、子役から皆さん演技が本当に上手ですね!
すっかり人気シリーズになった【アレックス・ライダー】
シーズン3の撮影も始まっています。
その製作は英国とクロアチアで行なわれ
また、マルタもロケ地にはいっているもよう。
きっと素晴らしいロケーションなんだろうと勝手に期待してしまいます。
シーズン2出演のキャスト紹介
シーズン2の適役は、あのトビー・スティーブンス
彼の代表作は007【ダイ・アナザー・デイ】の悪役でしょう。
(私はBBC製作の【ジェーン・エアー】で演じたロチェスター役が一番好きです)
映画、TV、舞台とマルチに活躍しているスティーブンスですが、何と言っても母親がマギー・スミス、父親がロバート・スティーブンスという芸能一家ご出身。やっぱりね~
そして、個性的な役もこなす演技派の彼ですが、
本作のダミアン・クレイ役では原作よりも大人し目のクレイなのだそうだ。
ダミアン・クレイ/トビー・スティーブンス
大人気ゲーム”フェザード サーパント”の開発者で億万長者。
サビーナ・プレザンス/チャリスラ・チャンドラン
ジャーナリストの父親とコーンウォールに滞在中に偶然アレックスと出会いお互いに好意を持ちます。
ジョー・ブライン/ラキー・アヨラ
新任のCIA副長官
エヴリン /グウィネス・キーワース
ダミアン・クレイのチーフ・プログラマー
あらすじ 第1話 サーフィン(41分)
『終わったはずだった そう聞いてた
奇妙な体験は…
過去のこと 役目は果たした
だから日常が戻るはずだった』
アレックスは、ポイントブランの任務を終え、平凡な日常へ戻るはずでした…
しかし、彼にはPTSDに苦しむ日々が待っていたのです。
MI6は、アレックスにカウンセラーを紹介してくれましたが、
彼らと会う事はありませんでした。
今日もアレックスはカウンセリングを受けています。
「終わったはず」
「実際は?」
カウンセラーのランバートが質問します。
するとアレックスの脳裏に、あの殺し屋のヤッセン・グレゴロビッチの顔が浮かびます。
今ではグレゴロビッチの幻覚を見てしまうほどアレックスの症状は悪化していました。
「呼吸法は役に立ってる?」
ランバートがいくらアドバイスしようと何も役に立ちません…
「ええ まあ時には」
「最初に戻りましょう 顔に傷跡のある男を初めて見たのは?」
「初めて見たのは 例の学校にいた時だ 今は地下鉄やスーパーでも見かける 僕の家の外にいた事も 尾けられてる気がする」
「それは現実?」
ランバートの質問に
「いや 違う」
アレックスは少し狼狽えて答えます。
「その男にあなたは襲われたの?」
「いいえ」
「脅された?彼が怖かった?」
ランバートは、なぜアレックスがグレゴロビッチを恐れているのか…彼の心理に迫ります。
「いいえ でも…僕を見る目つきが…妙だった」
「妙な目で見られただけで PTSDにはならない」
それを聞いたアレックスは、大きなため息をつきます。
「その人が特別なのには理由があるかも」
「これは言えるグライフの幻は見ない」
アレックスが幻覚を見るのは、グレゴロビッチだけでした。
カウンセリングを終えたアレックスは、学校へ向かって歩いて行きました。
その後ろをランバートが見下ろしています…
ロンドン
学校へ着いた時、アレックスのスマホが鳴ります。
「ランバート先生のカウンセリングは?」
アレックスを心配したジャックからの電話でした。
「無事 終わったよ」
「元気がない感じ」
「イカレタ感じだよ」
アレックスは、惨めに感じていました。
「先生の顔を見て分かるこう思ってるんだ “イカれてる 妄想だ”」
「そんなわけない」
「僕も自信がない」
アレックスも自分が分からなくなっていました。
「自分に優しくして」
ジャックは励まします。
「いい?自分を追い詰めないで」
「学校に着いたからまた後で」
アレックスは電話を切りました。
ジャックは、ポイントブランの後もアレックスの世話人を続け、今は弁護士事務所でインターンとして働き始めていました。
一方アレックスは、“ロミオとジュリエット”のリハをしている教室へ入いります。
「よし そこで止めて マキューシオ 歯の治療は?」
すると演劇科目の担任がアレックスの役名で声をかけます。
「あの…もう少し続くみたいです」
アレックスは、PTSDのことを学校へ話していません。
「シェイクスピアの時代なら麻酔なしで抜かれた」
「今の歯医者に通います」
「座ってリハを続ける」
アレックスは、親友のトムの隣へ座ると思わず大きなため息をこぼします。
「大丈夫?」
トムはカウンセリングを受けてきたアレックスを心配します。
「話すたびイカレタ気分になる」
「イカレテない」
トムは落ち込んでいるアレックスを慰めました。
「変なだけ」
この言葉にアレックスも思わず吹き出します。
「来いよ」
トムはふざけてアレックスの肩に手を回します。
「よせよ」
アレックスもふざけてトムの手をよけていると
「おい 静かに」
2人は怒られてしまいました…
下校時間
「じゃあ、また後で」
トムは自転車で帰って行きました。
アレックスはトムを見送ると1人歩き出します。
その途中…
アレックスは、ショーウィンドウを覗いているグレゴロビッチに気づきます。
次の瞬間、アレックスが振り向くと…
そこにグレゴロビッチの姿はありませんでした。
アレックスは、路地に入る手前でもう一度確認しました。
すると、道路の反対側のショーウィンドウにグレゴロビッチの姿が見えます。
彼は、明らかにアレックスを尾行しています。
そして、駐車している車のガラスにも後を付けて来るグレゴロビッチが映っていました。
アレックスは、歩くペースを速め路地裏の塀へ身を隠すと、
そっと顔をのぞかせグレゴロビッチを探します。
するとアレックスの後を付いてくる彼の手には銃が握られていました。
いよいよグレゴロビッチがこちらへやって来ます。
そして、アレックスは次第に怒りが込みあげ
怒りにまかせグレゴロビッチに飛びかかろうと…
続きは本編で!
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只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます
(配信は投稿時のものとなります)
勝手に私見考察
ここからはネタバレを含みます
最終話は、次のシリーズへのフラグが散りばめられて終わりましたね~。
叔父のイアンを殺した宿敵グレゴロビッチが実はアレックスの父親と友人だった!
実は、1話目のグレゴロビッチは密かにアレックスを見守っていた事が分かります。
一体…グレゴロビッチは何からアレックスを守ろうとしていたのでしょう?
そして、最終話でのアレックスがグレゴロビッチに何故イアンを殺したのか問うシーンでは
「彼は過ちを犯した 同僚を信用した」
とアレックスに答えました。
この“同僚”とはシーズン1でイアンを裏切った同僚のことなのか…
しかし、私はもしかしてブラントでは?と深読みしてしまいますが
シーズン3で答え合わせができるかな…