今回紹介するのは クィーン・メアリーseason1
今回は、13話からの物語です。いよいよフランソワが宮廷へ戻ってきます。フランソワが登場すると物語も華やかになる気がするのは私だけでしょうか…
フランソワ2世役のトビー・レグボ ゲーム・オブ・スロ-ンズのスピンオフ作品に出演決定なんて噂がありましたが、この話は結局無くなってしまったんでしょうか?だとしたら残念!
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EP13
カトリーヌは自分の死刑執行の宴の準備を取り仕切り、アンリに豪華な墓石等注文を要求しています。アンリは、地獄行きなのに時間稼ぎだと非難します。
そこへ、メアリーの母マリー・ド・ギーズが訪れます。彼女は、庶子のバッシュとの結婚に反対でした。相談もせずに、勝手に決めてしまったことをメアリーは謝ります。「愛してるの?」と問う母に…
言葉を詰まらせながら「徐々に…」と答える娘に、まだ冷静に判断する時間はあるようねと本心を見透かされてしまいます。
母は、スコットランドの危機をメアリーに話します。イングランドよりプロテスタント化の問題が国内で大きくなっている。私達はカトリックだから、カトリックの国フランスを味方にしたい。その為にも王太子であるフランソワとの結婚を強く望むのです。
実際の史実でも、このスコットランドでのプロテスタント化は、後にメアリーを苦しめる事となります。
母の結婚反対の意向を聞き、メアリーはバッシュに今夜にでも結婚しましょうと言います。バッシュは、教会の準備に宮廷を離れます。2人だけで式を挙げる決意です。
メアリーの母は、カトリーヌの元へ行きます。そして、娘を託したのに命まで狙ったカトリーヌを責めます。そして、メアリーを真の王太子と結婚させたいと話を持っていきますが、
カトリーヌは、私は負けたの。自分で何とかしなさいとあしらいます。
そんな時、ローラとフランソワが宮廷に戻ってきました。
そしてメアリーとフランソワは再会します。気まずい空気の中言葉を交わします。母の命乞いが済めば、ここを出て行く。今は、全て兄のものだ。と言いフランソワは立ち去ります。
ノストラダムスは、カトリーヌの部屋を訪れます。
そして、フランソワのヴィジョンがクラリッサの死後変わったと打ち明けます。
2人は夫婦になれると…
それでは、大どんでん返しをお楽しみください。(今度はバッシュが~)
この大どんでん返し…ツッコミどころ満載ですが
取り合えず良かった~
EP14
2か月のハネムーンを終え2人は、宮廷へ帰ってきます。
衛兵が殺害されバッシュが行方不明になっている事がフランソワの耳に入ります。
一方逃亡中のバッシュは、森で狩りの最中イノシシの罠に落ちる所を、ロワンという名の女に助けられます。2人は直ぐに打ち解け合います。ロワンは家族と暮らしていました。ロワンの家へ着くと兄のカリックが外で仕事をしています。
紹介されたカリックですが、2人の事が心配そうです。バッシュは心配ない、すぐに帰ると伝えます。すると森の方で音がします。何かが動いています。
森から出てきたのは、何と!オリビアでした。
宮廷では、メアリーが旅行のお見上げをケナ達に配っています。しかしローラの様子が妙でした。ドレスは、きつくて着られず、大好きなお菓子も嫌々食べている様子です。ケナは、既にフランソワとローラの間に何かあった事を察知していました。
バッシュ達はオリビアに焚火に当て、食べ物を与えます。彼女の腕には沢山の傷がありました。カリックとロワンは、森でダークネスに選ばれ血を吸われていたんだと言います。
バッシュは、オリビアを抱きかかえノストラダムスの診療室を訪れます。バッシュは、ペイガンが崇拝する何者かがオリビアの血を吸っていたのではないかと推測します。
しかし、ノストラダムスは、悪は人間しかない、自然界には悪はいないと否定します。オリビアには安静が必要で、このまま診療室で秘密裡に治療をする事にしました。
ケナがローズの部屋を訪れます。フランソワとの関係を訊ねる為です…
メアリーが知らぬ間に、宮廷内では様々な事が起こってきました…
しかし、カトリーヌは相変わらず頼もしい。彼女の楽しんでる感が、あり得ない設定でも観ていられるのかもしれない。そして、アンリの様子が???になっていきます。
EP15
ローラのお腹が目立たなくなる前に、結婚相手を見つけようとメアリーとローラは、ファーストライトへ行く事にします。
ここで出てくるファーストライトとは、男性が気に入った女性にキャンドルを渡し女性がOKならキャンドルに火を灯すという、今でいうお見合いパーティーのようなものです。
ノストラダムスは、オリビアの治療を続けていますが、彼女は未だダークネスという化け物に怯えていました。
傷心のバッシュは、ロワンと一夜を過ごし早朝フランスを発つつもりでした。ロワンはバッシュが王太子の兄である事を知っていました。
2人が外に出ると、ロワンが驚きます。ドアに血が塗られていたのです。ブラッドカルト(血の教団)にダークネスへの生贄として家族が選ばれたのだと、ロワンは説明します。
バッシュは邪教のせいで、大切な人々を危険にさらした。ロワンの家族を守る、そして皆で闘おうと言います。
ケナはアンリの部屋で目覚めます。ベッドの隣で昨夜一緒に過ごした娼婦が、死んでいました。そして、ケナの手首と娼婦の死体が赤い布で結ばれています。必死で布を解き逃げ出します。そして、宮廷で開かれているファーストライトに、出席しているカトリーヌへ事の次第を打ち明けに行きます。
カトリーヌは、アンリの部屋へ行き死体を確認すると、ケナに隠蔽の口裏を合わせるように説得します。王自身がすべてを知っているのですから、誰も罪に問えないのです。
カトリーヌは、アンリの元を訪れ一連の死はアンリが殺害したのではと問い詰めます。アンリは、国の未来を案じているのに、後始末は妻の仕事だと罪の意識はありません。
カトリーヌはアンリが最近体調がすぐれない事を指摘しノストラダムスの診察を勧めます。
しかしアンリは断ります。国を担う王が病気と知られてはならないのだと言いますが、頭痛が続いている事をカトリーヌに打ち明け2人の秘密だと言います。頑ななアンリですが、病状は次第に悪化していきます。
ダークネスとバッシュの戦い…病気が悪化するアンリ…ローラの妊娠…新たな試練が始まります。やっと結婚出来たのに…焦らされた分、メアリーとフランソワの幸せな新婚生活シーンをもっと観たかったと思うのは私だけでしょうか…
EP16
オリビアは、今もダークネスの悪夢に悩まされます。ノストラダムスは、体の傷より心の傷の方が治りにくいが必ず良くなると、元の生活に早く戻る事を勧めます。
ノストラダムスが背中をさすろうとするとオリビアは痛がりました。腰のあたりに腫物が出来ており、化膿して痛かったのです。
ノストラダムスが、切開し膿を出すと何か異物が出てきます。それは牙でした。
アンリの様子が心配なカトリーヌ。アンリの行動は暴力的になり貴族にまで摂関するなど、目に余るようになっています。
そして公現祭のそら豆の王妃選びは、今年も開催すると言います。
そら豆の王妃選びとは、王がそら豆を1つケーキの中に隠します。そのそら豆を見つけた者は、召使でも誰でも一日王妃となれるという祭りです。要は、王の遊びです。王が気に入れば夜まで過ごすようです…(呆れた祭りですね)
その会場にグレアは父親が決めたフィアンセと出席します。フィアンセのジュリアン卿はハンサムでお金持ちです。会場でケーキを配っていたレイスも2人を目撃します。
カッスルロイ卿へ言葉をかけますが、気にするな、明日から君はスパイスの修行、宮廷ともサヨナラだと逆に慰められます。
レイスとグレアお似合いの2人ですが、この時代の女性は相続権がありません。身分の低い女性は金持ちと結婚出来れば、その家自体も評判が良くなり姉妹も良縁に恵まれるのです。肩の荷が重いですね。労働階級のレイスにはどうする事も出来ません…
乱心しているアンリを心配するカトリーヌは、ノストラダムスに調査させますが、原因は分かりません。本当に病気なのか…カトリーヌは、国の情勢が危うくなる事を懸念します。ノストラダムスは、鎮静剤を渡しますが、毒味役が7人もいるアンリに、薬を飲ませるのは至難の業です。
そんな時、「あったわ」と叫び声がします。そら豆を見つけたのは、若くて美しい厨房係のペネロープでした。カトリーヌは自分の冠を、ペネロープの頭へのせます。
カトリーヌは、そら豆の王妃ペネロープを着飾らせます。最高の瞬間だが夜には地下に戻ると意地悪く言います。ペネロープはこれだけで十分だと言います。しかしカトリーヌは、初の試みだがペネロープを長期のそら豆の王妃としてもいいと提案します。友として信頼できれば…
ペネロープは吉となるか凶となるか…
バッシュとフランソワ…もう一度信頼関係を取り戻せるでしょうか…
EP17
アンリに無理やり結婚させられた、ケナとバッシュ。ケナはバッシュがまだメアリーに未練があると指摘し、バッシュは父の愛人と結婚させられたと言い合います。
しかし、バッシュの柔軟性はすごい!気持ちの切り替えの早さが半端ない。親しくなるよう努力をしよう…言えないでしょう 普通は…ケナが美人なのもあるかもしれませんが、この寛容さはすごいなと思います。
アンリは、王らしからぬ振舞をしますがフランソワもメアリーも耐えるしかありません。ペネロープはこの状態を利用し王妃の地位に長期間なるつもりです。アンリはペネロープに夢中です…
グリアは、ジュリアン卿をローラに譲る事とになりましたが、ローラが結婚できるよう応援します。煮え切らないように思えたジュリアン卿でしたが、ローラとダンスの最中結婚したいと伝えます。
メアリー達も大喜びでローラに駆け寄りますが、召使と肩がぶつかりメアリーのドレスにワインがかかってしまいます。
その召使の正体は、カトリーヌの特殊な女官で誘惑部隊の一人でした。所謂スパイですね。今回の命令は、ペネロープがいう事を聞かない為、ペネロープの変りに愛人になる事でしたが、アンリの病の事を聞き、断りたいのだが王妃の怒りを買う為、スコットランドへ逃がして欲しいとメアリーに頼みに来たのです。
交換条件として、メアリーとスコットランド存亡に関わる情報を教えると言います。メアリーは、バッシュに馬車で送るようお願いします。
メアリーとスッコットランドに関わる情報とは、結婚協定に関して秘密の条項があり、世継を産まずに死んだ場合、領土はフランス領になる事を、ベッドの上で司教から聞いたというのです。世継がいなければ、命が狙われると言い残し馬車は出発しました。
王と王妃の秘密の条約に怒るフランソワ、イングランドが手に入らなければ、メアリーを殺し。スコットランドを侵攻の足場に使う気だと推測します。
秘密の条約が本当の話か確かめる為、協定書を手に入れなければいけません。メアリーは、ケナにアンリの部屋へ入り探すようにお願いします…
ケナは、無事探し出せるでしょうか…何かと、いつも損な役回りのケナですが、本当は優しい子です…
次のエピソードへ続く
勝手に私見考察
(引用先:草の実堂)
カトリーヌは、実に10人の子女をアンリ2世との間に授かります。しかしアンリ2世の愛はすべて愛人のディアーヌにむかっていたようです。幼い頃から両親には先立たれ、孤独が付きまとう人生だったようです。
しかし、カトリーヌはその事を受け入れていたのでしょうか…実に冷静に王妃として振舞っていたようです。フランス王妃になった後も我慢の連続でしたが、3人の王子が国王となります。カトリーヌの人生は、商家の出身ではありますが、孤児だったわけです。孤児から3人の国王の母親となり、摂政として国政を握った時期もあったわけです。悪い噂やプロパガンダとも考えられない事もないですね。
メアリー・スチュアートに彼女程の忍耐力や知力があったなら…歴史は変わっていたかも…