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【映画:ミスター・ベースボール】あらすじ、感想。助っ人外国人選手の教科書!

今回紹介する映画は ミスター・ベースボール

1993年公開 アメリカ合衆国製作 監督:フレッド・スケピシ 上映時間:110分

スケピシ監督は、オーストラリアの監督で【愛しのロクサーヌ】(1987年)や【ロシア・ハウス】(1990年)等ラブ・コメからサスペンス作品まで手掛けている監督です。

また脚本家には、私も大好きな作品【ビック】(1988年)のゲイリー・ロスが参加しています。本作品もしっかり伏線が回収できて気持ちの良いラストに仕上げています!

主演のトム・セレックは【スリーメン&ベビー】(1987年)や【警察署長ジェッシィ・ストーン】シリーズで有名なアメリカの俳優。

こんなアメリカでメジャーな製作陣が、愛知県のプロ野球チーム中日ドラゴンズを舞台に製作した作品!

対する日本側は

製作総指揮に松本清張作品や大河ドラマなど数々のヒット作品を手掛けた大物プロデュー近藤晋が加わり、主演には、日本を代表する俳優の高倉健(W主演と言って過言ではない!)

また、元助っ人外国人選手の レオン・リーやアニマル・レスリー、元野球選手の 後藤祝秀を始め多くの元プロ野球選手達が出演していますので、試合シーンの臨場感が半端なく見応え十分です。

…などと云々かんぬん言っていますが、実は今回初めて観た私…

日米間の野球ギャップ、文化的ギャップを外国人選手の目線でユーモラスに描きながらも、

崖っぷちに立った監督と外国人選手の二人三脚での特訓シーンなどのスポ魂もしっかり描いています。

正に日本人好み!

 

撮影には地元のTV局、新聞社、セントラルリーグの各球団、トヨタ自動車や名古屋鉄道に名古屋市や岡崎市等地方を挙げて全面バックアップしています。

憶えていますよ~!

私の地元愛知県では、当時大々的にエキストラを募集していました。市民球場でも撮影を行っていた事を記憶しています。

そして、集まったエキストラは、何と10万人だったそうです。

また、作中で着用している中日ドラゴンズのユニフォーム・ウィンドブレーカー・スパイク・帽子は、当時のモデルと同一仕様です。

ドラゴンズファン並びに愛知県の地元民、セリーグファンには堪らない作品となっています。

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キャスト紹介

ジャック・エリオット/ トム・セレック

ポジションは一塁手。右投左打。ヤンキースでは背番号48。

中日ドラゴンズでは、背番号を54に変更されてしまいます。打順は3番。

来日直後は、日本人ピッチャーが投げるシュートが攻略出来ず打率は振いません。

内山/ 高倉健

中日の監督。背番号は83。現役時代は野手。新人王、4度のMVP、7試合連続本塁打という素晴らしい経歴の選手でした。

監督としては、徹底的な管理野球で厳しくチームを指導しています。

しかし、チームの業績は不振続きで球団からは「今年で結果を残せなければ契約を打ち切る」と通告されていました。読売ジャイアンツには相当な対抗意識を持っています。

内山ヒロ子/高梨亜矢

初対面で「ビジネスの話よ」とジャックをいきなり食事に誘う謎の美女。次第にヒロ子は日本文化を教えたりジャックの良き理解者になって行きます。やがて2人は…

しかし、ヒロ子にはジャックに秘密にしている事がありました。

西村洋次 /塩屋俊

中日球団付きのジャックの通訳。歯に衣着せぬジャックの発言を勝手に忖度して通訳をする為、何度もジャックに怒られてしまいます。

気が弱い所もありますが誠実な人柄で、次第にジャックとも信頼関係が築かれて行きます。

マックス・デュボア/ デニス・ヘイスバート

中日の助っ人外国人選手で、ジャックより5年“先輩”。背番号は40。

温厚な性格で、日本の文化や日本式の組織的チームにも馴染んでいますが、本心はMLB復帰を願っています。

中村 /穂積隆信

中日の球団社長。

向井 /藤原稔三

中日のキャプテン。背番号は2。

ライル・マッシー /レオン・リー

大洋の助っ人外国人選手。背番号は4。

演じるレオン自身も元大洋の選手。

アラン・ネヴィン /アニマル・レスリー

巨人の助っ人外国人選手。背番号は46。

演じるアニマル自身も元阪急の投手。

あらすじ

MLBのニューヨーク・ヤンキースのジャック・エリオットは、4年前にワールドシリーズでMVPを獲得したスター選手…でした。

彼の去年の打率は.235と不振に終わり、おまけにプライベートで数々のスキャンダルが発覚。CM降板を余儀なくさせられるなど、イメージも下降の一途でした。

ジャックとは反対に、ルーキーのデイビスへの期待は大きく、ジャックはポジション争いに敗れてしまいます。

そして、とうとうヤンキースからトレードの通告を出されてしまいます。

そんなジャックに唯一オファーを出した球団がありました。そこは、MLBでもカナダの球団でもなく、日本の球団だったのです。

「大リーガーの選手に日本に行けというのか?」

「中日ドラゴンズに行くんだよ。ジャック…」

いざ!日本へ…

 

日本の空港でジャックを出迎えたのは、球団付きの通訳の西村洋次でした。

彼に案内されたジャックは、中日ドラゴンズの中村社長を始め幹部たちと面会します。

西村は、中村社長から紹介を始めました。すると彼らは名刺をジャックへ渡します。

「名刺をお尻に敷いてはいけません」

ジャックは、通訳の西村から早速注意を受けてしまいます。ジャックにとって初めての日本式名刺交換でした。

「あなたも名刺を」

西村は紹介しながらジャックに教えますが、ジャックは名刺など持っている訳もなく変わりに渡したのは…

ヤンキース時代のベースボールカードでした。

その後、早速入団会見が行われます。

すると渡されたユニホームの背番号は54。

ジャックは西村に言います

「俺の背番号は48番だぞ」すると

「ホーマーの期待数です」と西村は答えました。

その後も記者からの質問に辛辣に答えるジャックですが、

西村は、それを無視して無難な答えに勝手に変えていました。

翌日

球場のロッカールームへ案内されたジャック。

「ここか?」

大リーグのそれとは全く比較にならないボロボロのロッカールーム。

「ここです。覚悟を決めて下さい」

西村は言い聞かせます。

ジャックが奥に向かうと…チームメンバーが行き成り怒り出します。

「靴を脱ぐんだよ。脱がないと、すぐ怒るぜ」

教えてくれたのは、同じく助っ人外国人選手のマックスでした。

彼はチームにジャックを紹介してくれました。

「1~2年の辛抱だ」とマックスが慰めますが、ジャックはそんなに長居する気は無いと答えます。

「俺もその気で、もう5年」

ジャックは、すっかり日本に馴染んでいるマックスをみて

アメリカ人だろ?と不満気に聞きました。

「この国では“ガイジン”さ。マイノリティさ」

マックスは、あっさりと答えます。

何やら…チームメンバーが慌てて準備しグランドへ向かい始めました。

戸惑うジャックに、「幸運を」と意味ありげに言い残し出て行くマックス。

西村もどこか緊張しているようです。

すると、初対面の男が近づいてきました。

「こちらが内山監督です」

堅苦しい挨拶の後「何番打者に?」と不躾に聞くジャック

通訳を介して監督は、日本での活躍をみてから決めると答えます。

「野球に違いはないだろう?」

ジャックに一飛沫の不安が過ぎります…

 

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勝手に私見考察

ここからはネタバレを含みます

この映画の3年後の1995年。

近鉄バファローズの 野茂英雄投手は、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、日本人として初めてのMLB選手となりました。

この作品でも描かれていますが、日本の野球はチームが全てです。選手は球団のイメージアップの為にCMや社会貢献に務めています。

しかし、アメリカでは個々の選手の実力主義です。CMも選手個人が契約していました。

落合博満、野茂英雄と日本的球団の管理体制に果敢にチャレンジしていった選手達もいました。

来日してくる外国人選手達が、こんなに苦労してとは…乱闘騒ぎも大目に見てあげるべきかな?

 

しかし、チームだからこそ一致団結した素晴らしい場面もしっかり描かれていました。

後がないジャックと内山監督は、2人でジャックの体づくりから練習を始めます。

それを見ていたチームメイトも勝手に練習に加わって来ました。

このようなシーンは、実に日本的な行動です。

私の○○年前の学生時代は、こうした行動を称賛されたし教え込まれました…

時代を感じますね~!

内山監督のモデルは星野仙一と広岡達朗です。

ドアを後ろ蹴りするところや、選手よりも審判に詰め寄るシーンなど星野監督を彷彿させました。

また一番の見所は、記録のかかったジャックに対戦相手のピッチャーは、敬遠し記録更新を阻止したため、ジャックが抗議の意味を込めバッドを逆に握るシーンです。

野球ファンなら覚えている人も多いと思いますが

阪神タイガースのランディ・バースが王貞治のホームラン記録に挑戦していた試合で、ピッチャーから敬遠された際にバッドを逆に握りバッターボックスに立った場面を再現していました。

作品中でも一番熱いシーンです!

久しぶりに高倉健が観たくて視聴開始しましたが、日米のギャップがコミカルで熱いスポ魂作品を観る事が出来ました。

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